採卵した5個の卵が全滅してしまい失意の中、
新宿へ向かいました。
期待が大きかった分、今回の全滅という現実はとても残酷なものでした。
病院までの道のりも何回も泣きそうになり、まるで登校拒否のような行きたくない…という感情に押しつぶされそうでしたショボーン

病院に到着し、IVF受付で名前と時間指定で予約をしている旨を伝えると
「9階の問診室前でお待ちください」
と言われそのまま9階へ向かいました。
しばらく待っていると私の番号が呼ばれ、中へ入り、培養士さんから今回の卵の状態を写真を見せてもらいながら説明を受けました。
正常な受精卵、核ができた時の写真。
私の卵はどれも核がなくボヤッとしたもの…
全部に核ができていない状態でした。

通常、卵子の中に精子が入るとカルシウムイオンが放出されることで卵子が活性化し、受精へと進行するらしいのですが、そのカルシウムの濃度が薄いかしっかりと活性化できない状態であると考えられるとのこと…。
「前回だけでなく、今回も、しかも全てが受精しないというのはこれが原因だと考えて間違いないと思います」と説明を受けました。
「これは夫ではなく、私の卵に原因があるということですか?」と質問すると
「おそらく高い確率で奥様の卵の状態だと思います」と返答がありました。
私でしたか…ショボーン
今後の治療としては、
顕微授精後に人為的に卵子を活性化することで受精率の改善を図るという方法をとるそうです。
顕微授精を行った卵をカウシウムイオノフォアという薬剤で処理し、強制的に細胞外のカルシウムイオンを細胞内へと拡散させることにより卵子の活性化を促す方法だそうです。
実際にこの方法で子供を授かり、出産された方もいらっしゃると教えてくださいました。
「私のように全滅してしまう方は他にもいるんでしょうか?」と聞いてみました。
すると「…稀にいらっしゃいます」
そりゃ多くはいないですよねぐすん

その後は卵巣の状態を内診で見てもらい、
診察室にて先生とのお話。
今日はY先生。
顔は強面ですが、物事をハッキリと優しく言葉を選んでお話してくれる先生です。
この日は「5個ダメだったかー」と診察室に入るなり言われてしまいましたが、この明るさが私にはとても楽でしたニヤリ
先生曰く、私の卵は「受精する準備ができていない状態」だそうです。しっくりきました。
「体質かもしれないし、たまたまかもしれない。
でも原因がわかったから次回からは外からの刺激で活性化させてみましょう」
病院に来る前までの気持ちがスッと消え、前向きな気持ちになれました。今日はこの先生でよかった。そう思いました。

次回の治療はどうするかと聞かれたので、色々とバタバタする月ということもあり、1ヶ月お休みを挟んで来年の1月からまた再開しようと思いますと伝えました。ちょうど卵巣も腫れてるから休ませてあげた方がいいかもとのことだったのでよかったです。
最後診察室を出る時には、またがんばります!と笑顔で言える位にまで精神的には落ち着きを取り戻していました。
そしてお会計を済ませ帰宅。
この日は私の悲惨な結果を病院関係者全員が知っているのではないかと思うほど、みなさん優しく接してくれましたおねがい

結果的に私は、受精障害
卵活性化障害ということが判明しました。
そりゃ何年も子供できないわけだよ…おーっ!
今回病院に通わなければわからなかった事実。
通うきっかけをくれた夫の仕事関係の方がいなければこのまま放置してたかもしれません。
年が明けたらまた気持ちを新たにがんばろうと思いますニコニコ