不用品の処分や遺品整理という作業は、私たちの生活では避けて通れないものです。特に高齢者の方々にとっては、物を手放すことや整理することが難しくなってしまうこともあります。ですから、家族が定期的に手伝いに入ることは非常に重要です。
先日、私はあるマンションでの不用品の処分を行いました。その部屋には、一人暮らしのおばあちゃんが長く住んでいましたが、施設に入所することになり、部屋の片付けが必要となりました。昔の市役所からの書類や様々なものが積み重なっており、整理するのに一苦労でした。
このような作業は、私自身も実家の親と一緒に行ったことがあります。親の手続きや書類の整理について相談しながら進めることで、親子のコミュニケーションの機会にもなりましたし、頭の体操にもなることを実感しました。
高齢者は、物を捨てることや整理することが難しくなる傾向があります。ですから、必要なものと不要なものを判断するのに家族のサポートが必要です。書類に関して言えば、ある程度の許容範囲で捨てることができると思います。
ただし、一家族が不要品処分や遺品整理を始めると、最も困るのは作業の長期化や終わりの見えなさによる精神的な葛藤です。家族が一人でやり始めてしまい、「もう疲れた」という声をよく耳にします。ですから、できるだけ早い段階で手伝ってあげることが重要です。
ただし、始めるタイミングも遅すぎてはいけません。なるべく元気なうちに手伝ってあげることが大切です。家族が一緒に片付けを手伝う姿勢を示せば、高齢者も喜びます。物を手放すことが難しい場合でも、「一緒に片付けて見よう」と言えば、心の奥底に眠っていたものや必要のないものを見つけることができるでしょう。
そしてキーワードは、「一緒に」です。一緒にやってみようと言われると、高齢者も喜びます。すべての物が必要だと思われたり、整理整頓の意識が低くなってしまうことがありますが、物を手放すためにはまず捨てることが大切です。ワクワクするものを取っておくこともあるかもしれませんが、それでも捨てる覚悟が必要です。
そして、不要なものを捨てる際は、相談しながら進めることも重要です。何かわからないものがあれば相談してみましょう。相談することで、残すべきものや捨てるべきものを見極めることの決断ができるかもしれません。
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