株以外の日記です。
映画版ノルウェイの森の感想です。
(原作が好きなのでどうしても日記に書きたかった。。。。)
早くも賛否両論出まくりだと思いますが、個人的には全然合格点でした。
まぁモチロン、いくつか不満点もあります。
てか、それが死ぬほど読まれている小説を映画にすることの宿命だと言えるし。
●脚本について
1番の不満は緑についてのエピソードが割愛されすぎなところ。
この話の一番よいと思うところは、ワタナベ君がどんどん腐っていく直子ではなく、身近にいる可愛くて料理上手でてエロい緑を最終的に選ぶことだと思っています。
と書いてしまうと非常に俗っぽい感じですが、端的にはそうです。
普通に人間的で健康な結末な恋愛小説なのです。
緑の「押してダメなら引いてみな」行動に、ワタナベ君が心変わりしていく過程に物語の「再生」を感じるんですが、映画ではそれが非常に浅かった。
劇中で「選ぶときは私だけを選んでね、不幸なことは経験しすぎたから」みたいなセリフがあったのですが、
原作にあった新しいブラジャーを買うお金で玉子焼き器を買うような中高生時代や、父親の介護の前フリ話が無いせいで、先のセリフが全然効いてなかった。
マイナスを経験しながらも、プラスの方向への力のある緑に惹かれるところがこの物語の好きなところなのだが
映画だけを観た人なら、なぜワタナベが緑を選ぶのが非常に伝わりにくいと思う。
●配役について
見る前から懸念していた配役に関してはほぼ完璧。
・主人公
マツケンサンバ見直した。全然適役。デトロイト・メタル・シティと今作を考えると今日本で1番幅の効く役者かも。
泣いて走る直子を追いかけるシーンは本当にグッときた(てか演出がよかったからか?)
マツケンはマジで良かった。
・直子
何と言っても菊池凜子はスゴかった。バベル観てないから余計にそう思ったかも。
草原を行ったり来たりして最後泣く長回しのシーンがあるんだけど、そこはマジ圧巻。
少なくともこのサイトの上位にいるようなアイドル女優さんにはまぁ無理→http://vote2.ziyu.net/html/pretty1.html
見る前は菊池凜子を緑に持ってきて、演技力どうあれ、長澤まさみぐらいの清楚系カワイイどころを持ってきた方がいいんじゃね?と思ってたけど、間違ってました。
自分が小説を読んだ時には無かった病んでる感じを引き出してた。
完璧に自分の想像を超えられた感じ。
1人だけワールドクラス。
Jリーグの試合にレアルの中盤選手を1人入れたような感じ。
「おい!1人だけ動き違えよ!」みたいな。
・緑
水原希子も良かったと思う。可愛かったし。
でも村上春樹特有の堅いセリフをあえて生かした映画だっただけに、滑舌が悪過ぎるように感じた。ちょっと雰囲気が甘すぎな感じ?
まぁ良すぎても気持ち悪いので微妙なところ。
個人的好みでもあるが、もう少しチャッキチャキ感を出しても映えた気がする。
・レイコ
レイコの役の霧島れいか。これには意義あり。
刺激無さ過ぎ。若手ばっか出てので余計に「オバさん度」が目立った。
その割には、端整過ぎ。少なくても美味そうにタバコは吸っていない。
レイコだけは原作に沿わせたいのかどうかが中途半端だったと思う。
後半にワタナベの部屋に来た時点では、ほぼ吹っ切れた心の仕上げにワタナベを訪ねたのだと思うのだが、映画では逆。
さめざめ泣いたりして、何か重い。でもやることはやる。
原作を知らんならば普通に感じるのかな?
個人的には「セブンスターを美味そうに吸う」、「毒のあるジョーク」、「短髪」、「皺が多いがOK」、「過去に何かありそう」という先入観から、夏木マリぐらい持ってくるブッ飛んだ配役でもいいぐらいのポジションだと思っている。
そうすれば、レイコの過去にスポットを当てなくても存在だけで押し切れるような。
でもそうなると、やることをやるシーンが難しいか。。。
・・・映画化となると1番難しい扱いの存在かもしれない。
とまぁダラダラ書いているが、筆不精の自分にこれだけ書かせるぐらいだから、ある意味まんまとヤラれてる。
映画館で見る価値は十分あると思う。
トラン・アン・ユンの映像もよかったし、原作をリスペクトしてセリフに「村上春樹感」を残そうとしているところもよかった。
モアベターにするには現代の名のある監督(特に日本人で)+俳優で誰を起用すれば良い?
と考えると映画を観た後では思い浮かばない。
そう考えるとトラン・アン・ユン+今回の演者は「ノルウェイの森の映画化」の現時点のベストな陣営だったのじゃないのかとさえ思う。
ただ元々、映画化しにくい原作なだけ。
原作を知らないと映画を観ても分かりにくいのはしゃあない!
でも、だからこそ、原作を知らない人は映画を見た後で小説を読むことをオススメします。
じゃあ先入観なく映画を観れて、小説の良さも分かると思います。
映画版ノルウェイの森の感想です。
(原作が好きなのでどうしても日記に書きたかった。。。。)
早くも賛否両論出まくりだと思いますが、個人的には全然合格点でした。
まぁモチロン、いくつか不満点もあります。
てか、それが死ぬほど読まれている小説を映画にすることの宿命だと言えるし。
●脚本について
1番の不満は緑についてのエピソードが割愛されすぎなところ。
この話の一番よいと思うところは、ワタナベ君がどんどん腐っていく直子ではなく、身近にいる可愛くて料理上手でてエロい緑を最終的に選ぶことだと思っています。
と書いてしまうと非常に俗っぽい感じですが、端的にはそうです。
普通に人間的で健康な結末な恋愛小説なのです。
緑の「押してダメなら引いてみな」行動に、ワタナベ君が心変わりしていく過程に物語の「再生」を感じるんですが、映画ではそれが非常に浅かった。
劇中で「選ぶときは私だけを選んでね、不幸なことは経験しすぎたから」みたいなセリフがあったのですが、
原作にあった新しいブラジャーを買うお金で玉子焼き器を買うような中高生時代や、父親の介護の前フリ話が無いせいで、先のセリフが全然効いてなかった。
マイナスを経験しながらも、プラスの方向への力のある緑に惹かれるところがこの物語の好きなところなのだが
映画だけを観た人なら、なぜワタナベが緑を選ぶのが非常に伝わりにくいと思う。
●配役について
見る前から懸念していた配役に関してはほぼ完璧。
・主人公
マツケンサンバ見直した。全然適役。デトロイト・メタル・シティと今作を考えると今日本で1番幅の効く役者かも。
泣いて走る直子を追いかけるシーンは本当にグッときた(てか演出がよかったからか?)
マツケンはマジで良かった。
・直子
何と言っても菊池凜子はスゴかった。バベル観てないから余計にそう思ったかも。
草原を行ったり来たりして最後泣く長回しのシーンがあるんだけど、そこはマジ圧巻。
少なくともこのサイトの上位にいるようなアイドル女優さんにはまぁ無理→http://vote2.ziyu.net/html/pretty1.html
見る前は菊池凜子を緑に持ってきて、演技力どうあれ、長澤まさみぐらいの清楚系カワイイどころを持ってきた方がいいんじゃね?と思ってたけど、間違ってました。
自分が小説を読んだ時には無かった病んでる感じを引き出してた。
完璧に自分の想像を超えられた感じ。
1人だけワールドクラス。
Jリーグの試合にレアルの中盤選手を1人入れたような感じ。
「おい!1人だけ動き違えよ!」みたいな。
・緑
水原希子も良かったと思う。可愛かったし。
でも村上春樹特有の堅いセリフをあえて生かした映画だっただけに、滑舌が悪過ぎるように感じた。ちょっと雰囲気が甘すぎな感じ?
まぁ良すぎても気持ち悪いので微妙なところ。
個人的好みでもあるが、もう少しチャッキチャキ感を出しても映えた気がする。
・レイコ
レイコの役の霧島れいか。これには意義あり。
刺激無さ過ぎ。若手ばっか出てので余計に「オバさん度」が目立った。
その割には、端整過ぎ。少なくても美味そうにタバコは吸っていない。
レイコだけは原作に沿わせたいのかどうかが中途半端だったと思う。
後半にワタナベの部屋に来た時点では、ほぼ吹っ切れた心の仕上げにワタナベを訪ねたのだと思うのだが、映画では逆。
さめざめ泣いたりして、何か重い。でもやることはやる。
原作を知らんならば普通に感じるのかな?
個人的には「セブンスターを美味そうに吸う」、「毒のあるジョーク」、「短髪」、「皺が多いがOK」、「過去に何かありそう」という先入観から、夏木マリぐらい持ってくるブッ飛んだ配役でもいいぐらいのポジションだと思っている。
そうすれば、レイコの過去にスポットを当てなくても存在だけで押し切れるような。
でもそうなると、やることをやるシーンが難しいか。。。
・・・映画化となると1番難しい扱いの存在かもしれない。
とまぁダラダラ書いているが、筆不精の自分にこれだけ書かせるぐらいだから、ある意味まんまとヤラれてる。
映画館で見る価値は十分あると思う。
トラン・アン・ユンの映像もよかったし、原作をリスペクトしてセリフに「村上春樹感」を残そうとしているところもよかった。
モアベターにするには現代の名のある監督(特に日本人で)+俳優で誰を起用すれば良い?
と考えると映画を観た後では思い浮かばない。
そう考えるとトラン・アン・ユン+今回の演者は「ノルウェイの森の映画化」の現時点のベストな陣営だったのじゃないのかとさえ思う。
ただ元々、映画化しにくい原作なだけ。
原作を知らないと映画を観ても分かりにくいのはしゃあない!
でも、だからこそ、原作を知らない人は映画を見た後で小説を読むことをオススメします。
じゃあ先入観なく映画を観れて、小説の良さも分かると思います。
