新年ですね!

今年は昨年よりも過ごしやすい年になると嬉しいです。

 

さて、今回は1月の誕生石である、ガーネットについて記事にしていきます。

 

「ガーネット」という言葉は、ラテン語の「granatus」に由来します。

granatusとは「種子」を意味する言葉であり、結晶の形をザクロの種に見立てて名付けられました。

ガーネットの結晶はひし形の十二面体、または偏方多面体となり、コロンとした球に近い形になることが特徴です。

そのような形の結晶が寄り集まって産出することから、昔の人にはその様子がザクロの種のように見えたのでしょう。
日本でもガーネットをザクロに見立てており、和名では「柘榴石」と呼ばれています。

 

ガーネットと人間との歴史は古く、数々の文献の中にガーネットの姿を見ることができます。

古代エジプトでは、ファラオのネックレスにガーネットが使われていたといわれています。

また、古代ギリシャでは病気の治癒や魔除けの効果があると信じられ、血のような赤い色から、出血や炎症を治す効果があるとされていました。
11世紀頃のヨーロッパでは、ガーネットには強力な守護の力があると信じられ、十字軍遠征においては兵士たちが旅の危険から身を守るための護符としてガーネットを身につけていたといわれています。
旧約聖書の『創世記』に出てくる、あの有名な『ノアの方舟(はこぶね)』にもガーネットは登場します。

ノアの方舟とは、地上に増えた人々が堕落していくさまを嘆いた神が、地上の歴史をやり直すために地上の全てを押し流す大洪水を予言したという伝説です。
神は、全ての命が失われてしまうことを憐れみ、選ばれた生き物だけは洪水から生き延びることができるよう、「ノア」という人間に方舟を造らせました。

ノアとその家族、そして全ての動物のつがいを方舟に乗せ、船は40日間の大洪水の中をやりすごしたのです。
その際、厚い雲に覆われて太陽の光も差さない暗闇の中を照らしたのが、赤いガーネットでした。

このように、ガーネットは古くから、多くの人々にその不思議な力を信じられ、大切に扱われてきたのです。

 

いかがでしょうか?

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