前回も書きましたが…引っ越して、早々に進路指導がありました。

そこでまた、進学に必要なものとしてあるのが英語資格取得です。

日本は資格を重要視する国。
私もいくつか資格を持っていますが…
「資格持ってるから大丈夫だよ。」なんてよく言われますし、聞きますよね。

私の個人的な考えなのですが…
多分、英検、TOEIC、TOEFLなどは帰国子女の資格とみなされていると言う事。
帰国子女がどれだけ英語を話せるかを測る指標とされていると受験を通して感じました。

私の子供達は運良く英語圏。
でも、中にはドイツ、フランス、スペイン、ロシア、中国、韓国、タイ、ベトナム…たくさんの国で日本人は仕事をしています。

これ。一概に帰国子女=英語と括ってしまうのはあまりにも酷な事。

ここに外務省が発表している

海外在留邦人子女数統計(長期滞在者)

というものがあります。(外務省HPより)

アジア圏が一番多いのですが…公用語は英語ではないですよね。
私が知っている方のお子さんのほとんどは日本人学校に通わせています。英語の授業はあっても英語圏の様に英語漬けではないのです。

でも、帰国子女=英語のイメージが強いのか、どの高校も英語資格の提出を求められます。
中学受験も大学受験も帰国子女枠で受ける場合、英語資格の提出を求められます。

一子の受験の為に6校程、受験資格の提出書類を見ましたが、英語以外の資格(中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語)を書く項目あったのはたった1校だけでした。あとはその他の欄に記入するようになっていました。
その学校は帰国子女数が2/3と言う学校。

英語圏以外から来た子は本当に大変だと思っていました。だって、英語圏だって英検取るのが大変だからです。しかも、帰国子女=英語話せるの公式ショボーンショボーンショボーン

ちなみに一子が通う学校も各学年50人前後、帰国子女が入学しています。この人数はかなり多い方です。
同じクラスになった子は4人。
英語圏なのは一子だけ。ドイツ、ポルトガル、メキシコ。
ドイツから来た子は「英検取らせられたよ。本当に大変だったし、かなり勉強したよ。ドイツ話せたって。日本では全く意味がない。」と一子に話していたようです。

となると3言語一度に勉強していることになるのです。

また、学校説明会で高校の先生も話していました。
「違う国で生活する大変さはみんな同じなのに。英語圏ではない子の言葉を解ってあげれないのがねぇ…話せる言語がスワヒリ語なんてどう教えてあげたらよいのか悩んじゃいますよ。」と国語の先生がおっしゃっていました。
「本当だなぁ」といろいろ考えてしまいました。


我が家も現地校にポツンと通わせるのも、英語を習得するのも大変だったけれど…
学校説明会の後「みんなそれ以上にやっているんじゃないか」と子供に話し合いました。
基準を設けるのは本当に難しい事だと。

いろんな国で学んだ子達が増え、この先、日本はどう変わるのか私は楽しみです照れ照れ照れ