主人は、高次脳機能障害で記憶障害と失語症がある。
気管切開の跡が6年以上も経つが完全に閉じていない現状になっている。
出かけると必ずのど元を見ている人に遭遇する。ま~、仕方ないかと無視を決め込む。聞いてくればその都度説明はするけど。
失語症でも声が全く出ないわけではない。
オウム返しでもあいさつ程度ならば何度か声をかければしてくれる。
1度目はつばを飲み込む行為があるので出づらい。
2度目は声が出るが最初から出ない。
3度目はようやく全部聞こえるようになる。
しかしたまに本人は真剣だが、ふざけた?答え方をする時がある。
私が『お・は・』と言うと主人が『・・よ・う』と言う。
(心の声:この親父はふざけてんのかい~?)
私『ううん、お父さん省略しないで~。』
主人『・・・』
私『ちゃんと最初から声に出して。』
主人『おはよう』
こういう繰り返しです。
今日は、食後の食器洗いをしてくる際にも『洗ってくるね。何か言うことあったっけか~?何言うだっけ~?』
主人『お願いします。(小)』
余りの小ささに聞きづらかったけど、オウム返しではなかった。
その後、『ありがとうは?』って聞く。
無言。。
私『あ・り・が』
主人『と・う』
又省略した。『こら省略するじゃない。。』 (笑)
少し笑顔が出た。
ま~、良しとしとこう。
これじゃ~、漫才だな~。