誰と付き合ってもうまく行かず、彼氏がコロコロ変わっていた私。今思えば、私はただ『彼氏』というオプションを常に身につけていたかったんだと思います。

そんな私が、19歳から2年間交際した男性がいました。
その彼からの2度目の誕生日プレゼント。
3連のハートのネックレス。
上から順に、大きなハート、中くらいのハート、小さなハート。
その彼に出逢うまで、付き合って来た人は、元カノに奪還されたり浮気相手にされたり・・・なかなか散々でした。
今ならば、自分自身もどこか軽い気持ちだったり、誠意がなかった部分もあったんだと、自分が与えた分の愛情以上を求めることは愚かなことだと思えるのです。
でも、当時はまだまだ未熟で自分が一番可愛くて可哀想だったんです。
被害妄想の塊みたいな人間でした。

そんなちっちゃな私に、彼はそのハートのネックレスを付けて言ってくれました。
『一番下の小さなハートは“過去”。真ん中のハートは“今”。一番上の大きなハートは“未来”。さぁは、私は過去に愛されなかったし裏切られてばかりだったっていつも言うけど、違うよ。さぁは、気づいてないだけできっと必要とされてたし必ず誰かが愛してくれていたはずだよ。だから、過去はハート。
今は俺がさぁを愛してる、だから現在もハート。
そして・・・
未来は、隣にいるのは俺じゃないかもしれない。だけど必ず誰かがさぁを愛してくれる。きっと未来も愛に溢れてるから、もっとさぁ自身を信じて欲しい。だから未来もハートだよ。』

胸が詰まって涙が溢れた。

そして。
その3ヶ月後、私達は別々の道を歩き始めた。
今なら分かる。
あの時の言葉、“未来は、隣にいるのは俺じゃないかもしれない”。
あれは、別れの伏線だったのだと思います。
彼は、過去一番の私の被害者。あんなに愛してくれたのに、当時被害妄想の塊だった私は・・・いつまでも過去を理由に、被害者面して彼を傷つけたのです。
彼が、もう疲れ切っていた事に随分前から感づきながら気づかぬフリをしたのです。
誤魔化し続けたのです。

失った時、沢山沢山泣きました。でも、もう傷ついても自分を卑下したり甘やかしたりするのは止めにしました。


そして、今があります。


大切な人へ。
誰かが、未来の私を愛してくれる。
貴方のあの言葉があったから未来を信じて歩けた。
今誰より愛しい人がいます。
そして、愛されています。


ありがとう。