一夜明けて、一行は目的地を目指して進み
始めた
ヒッビ右議政
「あ、あれがハイブだ・・・・・」
遠くから見てもすぐわかる、大きな建物が
現れてきた
何人の人がここにいているのかも想像
出来ないぐらい大きくて、黒く光っていた
正面の大門の前に到着して、門番と何やら
話をしている右議政
ギギギギギ・・・・・
少しずつ、大門が開いていく
音しか聞こえないジミンは、コッカマの中で
不安がピークになる………
🐥
（怖いよ・・・どんな大男が出てくるの？
モジャモジャだったらどうしよう
父上・・・）
その頃、ビッヒ王国のユンギは………
ガシャン………
盃を落とし、割ってしまう
🐱
「すまぬ・・・・・
ジミナの事を考えると・・・心配だ」
ビッヒ領議政
「大丈夫ですよ、ジミン様は誰にでも優しく
愛嬌もあり、きっと人気者です」
🐱
「そうだといいのだが・・・・・
今にでも会いたくなる、明日から何を
励みに生きていこうかと思う」
ビッヒ領議政
「そうですね・・・お気持ちはわたくしも
同じでございます
よく、わたくしの部屋に来て漫画を読み
いつの間にか寝てしまっていた子供の頃、
今でも鮮明に覚えております・・・」
🐱
「落ち着いたら、会いたいな
ジミナがこちらに戻って来ることは、当分
出来そうにないだろうから」
ビッヒ領議政
「そうですね、国交の為にもそれが良いと
思います」
ユンギは、ジミンの事を思い詩を認めるよう
にした
それが、寂しさを和らがせる唯一の方法に
なっていった………
さて、ハイブ王国の中へ入って行く一行
中は最先端の技術が取り入れられて、大勢の
人が働いている
区画は大きく６つに分かれており、まずは
外殿（ウェジョン）へ入り王と面会しないと
いけなかった………
ハイブ王国の領議政が近づいてくる………
ハイブ領議政
「長旅、ご苦労さまでございます
わたくしがハイブの領議政でございます
この先は、わたくしがジミン様をお連れ
させて頂きます」
そう、ここでビッヒ王国の人達とはお別れ
コッカマの扉が開けられた
中から、美しいジミンが顔を隠しながら出て
くる………
ピンク色の衣を身に纏い、髪は明るく父親に
似て色が白かった
ハイブ領議政
「ようこそ、わがハイブ王国へお越しくだ
さいました
ジミン様が何不自由なくお過ごし頂ける様
わたくし共が今後はお世話させて頂きます」
🐥
「あ・・・ありがとうございます」
緊張と不安でやっとでた声は小さかった
周りにいた女官も、とてもジミンが男には
見えないとヒソヒソ話していた
ハイブ領議政
「さあ、どうぞこちらへ・・・
王様がお待ちかねでございます」
🐥
「は、はい・・・」
引きつった顔で、何度もビッヒの右議政を
見ていた
ビッヒ右議政
「ジミン様・・・
お体ご自愛下さい・・・・・」
ビッヒの一行に合図をし、ジミンと領議政
に一礼をしてから帰る方向へ向いた………
一緒に持ってきた荷物や道具はハイブ王国の
官人が運んでいく………
ジミンは、彼らが歩き出したと同時にハイブ
領議政に会釈をして、後をついて歩いた
見た事もない光景………
インサイトと呼ばれる場所は、延べ面積が
４７００㎡もあり、他国の雰囲気を醸し出し
ジミンを圧倒していた………
🐥
（うわぁ・・・・・こんな所初めて・・・
さっきは怖かったけど、今は何だか楽しく
なってきた）
そこから、長い廊下を領議政の後をチョコ
チョコついていくジミン………
向こうから何やら影が見え、こちらに走って
きた………
＊画像お借りしました
＃ＢＴＳ妄想中 ＃妄想ＡＲＭＹ