一晩過ごした
娘の体はくねくねになっていた。

娘の体をなるべく傷つけないように
注意をしながら
できる限りの事と火葬の準備をした。

娘の体が柔らかく
最悪皮膚同士がくっついていたら・・・
足型は取れないなと思ったが
綺麗に足型がとれた。

妹、母、私
それぞれ娘を抱っこして写真を撮った。
長女も次女を抱っこして
写真を撮ってくれた。

そして
娘の身なりを整え
お花でいっぱいの箱に娘を戻し
少しでも綺麗な状態を保てるように
皮膚がくっつかない様にと
娘の顔や身体をコットンで濡らして
火葬場に向かった。

火葬場に着き歩いていくと 
お線香のにおいがした・・・
そして
係の人が  まだかまだかと待っていた

書類を渡すと
別の部屋に通され
お線香をあげ
最後のお別れになった。

焼き場に入る娘を見届ける瞬間
もう娘に逢う事も
触れる事も出来ないと思ったら
どうしても我慢できずに
「ごめんなさい、娘を戻して下さい」
そう係の方にお願いをした。

戻ってきた娘を見て
深く息をし

娘の頬にそっと指で触れ
頭を優しく撫で
「じゃあね・・・」っと呟き
娘の小さなおでこに
サヨナラのキスをして
旦那と2人で
点火のボタンを押し見送った。

当初の予定より早く火葬が終わり
娘と対面した。

先程迄
可愛い花に囲まれていた娘の姿はなく
灰があるだけだったが
よく見ると小さな骨がポロポロとあった。

骨の病気だから残らないと思ったけど
骨残ったね・・・あったね・・
良かったね・・・ 
そう旦那に言ったが

さっきまで丸々としてたのに
プニッとした感触だってあったのに
今目の前にある娘の姿が
骨だなんて悲しくて
本当に悲しくて・・・ 

これ以上
誰にも娘を壊されたくなくて
頼むから私の娘に触らないでくれ・・・
そう思い

「申し訳ありませんが、娘には触らないでもらえますか。やり方だけ教えて下さい、私と主人で拾いますから」

そう係の人に言ってしまった・・・

係の人には
とても感じが悪く思われたと思うが
耐えれなかった。

そして
係の人に教えてもらいながら
旦那と2人で
小さな小さな娘の骨を
綺麗に拾った・・・

娘の骨を・・・

続きます。