カモテス一人旅その3

写真ラッシュです。

船上から。カモテス到着直前、海から島に向かって虹がかかっていました。
シキホールに行った時も虹が掛かってましたが、離島に行く時に虹が掛かっていると何だか歓迎してくれいるみたいで嬉しいです



港では新しい桟橋が建設中でした


船の到着に合わせてモーターバイク軍団が待機。ホテルのピックアップがない場合は自力でモーターバイクやジプニーをつかまえないと移動できませんので注意






Welcome CONSUERO　Wharf
看板年季入ってます。


観光地化されていないのでお土産屋さんとかはありません。
食堂とサリサリストアのみ。


船の中で年配のご夫婦に声を掛けられました。「日本人？1人？何で1人なの？？」
カモテスに1人で来るってすごく珍しいみたいです。
「何も無い島だけど、話しかければ友達がたくさん出来るわよ。いい旅になりますように」

と、おばあちゃんが手を握ってくれました。
「英語が下手でごめんなさいね」と笑いながら。

いい旅になる。そう確信しました。




ホテルから徒歩3分程のところに綺麗に整備されたビーチがありました。
16:30に到着したのでサンセットを見ようとビーチを散策。

さやかっちょをカモテスに連れて来られた。幸せ。









ビーチから海に張り出す形で東屋みたいなのが点々…。南国ムード！！




風が通ってものすごく気持ち良いんです。
そして誰もいない。
カモテスは有名な観光地ではないので、観光客も本当に少なかったです。
私の泊まっていたホテルは私以外の宿泊客がいなかったｗｗ

さやかっちょｗｗ謎の貫禄ｗｗｗ

ビーチにレストランがあるのでそこでビールをテイクアウト。
座って、真下に広がる海を眺めて、夕日を浴びながらただただぼーーーっとしていました。
フィリピンではポケットWi-Fiみたいなものが結構安価で買えるんですが、私は滞在中結局買いませんでした。
だからネットもできず。
学校の友達が貸してくれた携帯でテキストメッセージのみちょこっとやり取りしながら。

ただただボーーッとしてました。

続きます

カモテス一人旅その2

出発当日。

一応卒業後の出発なので、学校のロビーにみんな見送りに来てくれました。


Teacherがタクシーで来てくれてみんなで一緒に記念写真。
ちなみに…

Teacherの家は学校から1時間くらいかかるのでタクシー代で300Pくらい飛んでいるはず。
新米Teacherの1日分のお給料くらいです。


もちろん交通費はTeacherの分も払うつもり。
でも、ここはフィリピン。
他の学校の話ですが、生徒にたかる気満々なTeacherがいることも事実です。
たかるというか、フィリピン人の感覚の問題で…
「お金のある人が出す」のが当然。
一見ただの親切でも、チップに当たるものを要求する人もいます。それが普通。
悪気は無くて「親切にしたからお金払ってね」っていうのが普通なんです。


ある意味お金に無頓着と言うか。
要求もするけど、例えばたまたま賭け事で勝った時は生活のことを考えずに人に気前良くおごってしまったり。


フィリピンの経済が良くないのは、国民のお金に対する無頓着さも大きな要因だと感じました。




ちょっと話が逸れましたが、Teacherと一緒に学校を出てジプニーに乗ります。
Teacherは実家に行く体なので5歳になる息子さんを連れてきていて、この子がまたかわいい
照れ屋さんでほとんど話せなかったけど、聡明なTeacherに似て英語とビサヤ語を巧みに使い分けるlittle boy



ジプニーで40分程走ったあたりで、little boyが「ママー、おばあちゃん家通り過ぎちゃったよ？」




…えっ？


まだ港まで1時間弱あるはず。
実家全然近くないじゃん！！！！！！！



私「ねぇ、ダナオ港と実家近いって言ったよね？」
T「……近いのっ！」


全然近くない。
倍以上かかる場所まで、この人は一緒に来てくれるんだ…


ジプニーを降りたら、いつの間にかTeacherが私の分のお金も払ってくれていたことに気付く。
有り得ない。
「いくら？」って聞いても「It's　OK」しか言ってくれない。
OKじゃない！！！！！
何言ってるんだこの人は。

たぶん1人12Pくらいだけど、それがフィリピン人にとってどれくらいの金額なのかは解ってる。
ここで気付いた、お金取る気全く無いんだ。
本当にただただ、私を心配して、Teacherとして来てくれてるんだこの人。

そして、港に着いてみると…
船の時間が変わってるｗｗｗｗｗｗｗ





Teacherと一緒にネットで調べた、12時の船に乗るはずが…。
次は14時。


とりあえず14時のチケットだけ買う（早めに買わないと売り切れるそう）


「絶対お腹空くから」って、トライシクルで港の近くの町まで行ってジョリビーに連れて行ってくれた。

なんだかんだで初ジョリビー。SMのジョリビーはいつも混んでたから入れなかった。


ミートソースのパスタコンボ

ここは私がおごる！！！って言って、しぶしぶおごらせてはくれたんだけどそれでも300Pちょい。
Teacherがここまでで使った金額の半分くらい。


「お願いだから学校までのタクシー代も払わせて」って押し問答してたら泣きそうになってしまって
すごく困った顔をしながらも最後には根負けして「タクシー代は250Pよ」って受け取ってくれた。


それでも絶対にマイナスだろうけど。
数週間～数ヶ月で入れ替わっていく、いっぱいいる生徒の一人にこんなに優しくしてくれたことは絶対に忘れない。



港へ戻って、そこから帰りのバスターミナルへ歩く。
バスターミナルって言っても、標識も何も無い、ただの道端。

T「ここで待って、黄色いバスに乗るのよ？数十分間隔で来るから。黄色いバスだからね！？それ以外のには乗っちゃだめよ？トライシクルとかには乗っちゃダメよ？？」
私「大丈夫だよぅ」


そして、Teacherが乗るジプニーが見えてきて、私号泣
T「戻ってきたら絶対に学校に寄ってね？すぐに会えるんだから泣かないの！」
私「うぅ…」
T「それから、写真をいっぱい撮ってくること！！」
私「なんで？」
T「才加と才加のママに見せるんでしょ！？その為に行くんでしょ？だからしっかり島を回って写真撮って来てね？」


忘れかけてたｗ当初の目的…。
そうだ、才加ちゃんが昔見た景色をもう1度見せたかったんだ。
才加ちゃんのフィリピン行きが怪しくなったから、余計にそう思ったんだ。


最初から最後まで、ずっと私の事と、会ったことも無い才加ちゃんの事を気に掛けてくれたTeacher。
大好き。
大好き。







乗るのはこんな船。でっかい。
乗船料は180P。エアコン付きの特別室は200P。
でも風が涼しいのでエアコンいらない。
余程酷い天候じゃなければ普通の席で十分です。




てことで、前置きが長くなったけど次からカモテス写真どんどんUPします。

カモテス一人旅その1

学校を卒業後、数日フィリピンをウロウロしたくて空けてあったので

留学中に学校の旅行でカモテス行けるかなーと思ってたのですが、期間中にカモテス旅行は無かったので自分で行っちゃうことに。


道のりは…
学校（セブシティ）からジプニーかタクシーか高速バスで2時間弱で、まずはダナオの港へ。
ダナオから船に乗って2時間ちょっとでカモテスです。




セブ空港・学校・ダナオ港・コンスエロ（カモテス）港の位置関係です。




卒業の数日前、私が一人でカモテスへ行くことを1人のTeacherがものすごく心配してくれて、行き方をこと細かに教えてくれました。



しかしそれでもまだ心配な様子

T「港の周辺は悪質なタクシーとかもいるから乗っちゃダメよ！？」
私「大丈夫だよぅ」
T「ああ！やっぱり心配！！！どうしよう！」
私「大丈夫だってば」
T「…………そうだ！港の近くに私の実家があるから、その日は学校休みだし私が一緒に行けばいいんだ！」
私「えっ」
T「そうしよう！今日帰ったらダンナに聞いてみる！」
私「本気で言ってるの？」
T「もちろん！それなら安心だし、一番安いジプニーも使えるじゃない！」
私「本当にいいの？せっかくの休みなのに？」
T「もちろん！そのほうが私も安心だもん」
私「……ありがとう…（泣きそう）」
T「ちょ！泣かないでよ！実家が近いだけなんだからねっ！」



このTeacherはドSで有名な美人さん。
Teacherの中で唯一AKBのことを知っていて、才加ちゃんがフィリピンとのハーフであること、フィリピンのことをとても大切に思っていることをすごく喜んでくれて、いつも私に才加ちゃんはどんな子なのかと興味深々で聞いてきてくれたTeacherです。




T「あっ！でも行きはいいけど帰りも心配！どうしよう！」
私「いや、大丈夫でしょたぶん」
T「帰りは高速バスにさえ乗れればいいんだけどターミナルが港から遠いのよね…」
私「えっ！？そうなの？」
T「あっ！じゃあ行きに少し早めに出て、港に着いたらバスターミナルを教えてあげる。
それから船に乗ればいいよ！」
私「そこまでしてくれるの…？」
T「だって危ないから！船を降りたら絶対にまっすぐバスに乗ること！タクシーとかトライシクルの客引きは無視してね！絶対に知らない人に付いて行っちゃダメ！」
私「大丈夫だよぉ」



一体いくつだと思われているのだろう
ちなみにTeacherは私より3歳下です。



そして次の日授業が始まった瞬間「旦那OKだって」と嬉々として報告してくれました。



本当に優しい。


せっかくの休みなのに、朝学校まで私を迎えに来てくれて港まで送って、帰りのバス乗り場を教えてくれて、切符の買い方を教えて、港の待合室まで付き合ってくれると言うんです。



このTeacherはかなりのベテランで、頭の良い、全てにおいてスマートな人。
見た目も美人でデキる女！って感じでその為に「怖そう」と言う生徒も多い人。


だからこの件を友達に報告したら「えっ！？あのTeacherが！？」ってものすごく驚かれました。
私も驚きました。自分のヒアリングが間違ってるのかとすら思いました（笑）




でも彼女の生徒だけが知ってる、実はおっちょこちょいだったり、照れ屋だったり。

すごくキュートな人です。

本当に感謝。感謝。