術後2日目。
手術後から続く右背中の痛みも続いていました。少しでも楽な姿勢を探して、マッサージして…。手術創・後頭部のピン・右背部、あちこちの痛みと戦いながら、痛み止めの点滴をフルで使ってもらいながらここまできましたが、それでも、娘は手術日の夜よりは眠っていた印象でした。夜中は看護師さんが気を遣ってくださり「こちらでちゃんと観てますから音消しますね」と、室内のモニターの音をOFFにしてくださったのもありがたかったです。
朝を迎え、娘は朝食を食べながら「今日上(一般病棟)に帰る、いつ帰れる?いつ帰れる?」とずーーーっと、しつこいくらいに繰り返していました。思わず「そんなにここ(集中治療室)嫌?何が嫌?」と質問。「トイレに行けないのが嫌。」と即答でした。確かに、室内でポータブルトイレで用の足すのは嫌だよな…と妙に納得。
朝食を終え、しばらくしたら看護師さんが検温と着替えに来てくれました。「今日戻れるといいね。」なんて話をしながら着替えを手伝って下さる看護師さんの手が止まりました。「お母さん、これ…ヘルペスですね。」背中を観た看護師さんが一言。えっ!慌てて娘の背中をみると見事にぶつぶつが。背中の痛み、ずっと同じ姿勢で長時間手術を受けたことによる筋肉痛の類だと思って、マッサージしたり楽な姿勢を考えたりしてたけど…まさかのヘルペス!!
そりゃマッサージで痛みが取れるわけない、なぜ私娘が痛がった時に背中見なかった!!
猛烈に後悔しました。娘よ、ごめん。
それにしても、ヘルペスができるって初めてだ。相当ストレスがかかってるんだろうな…、そりゃそうか。
看護師さんが、先生に速やかに報告してくださり、診察を受け、皮膚科の先生に相談もしてくださり軟膏が処方されました。いつも速やかに対処していただき本当にありがたかったです。
痛みが残ったらどうしよう…なんて不安も頭をよぎりつつ、患部への塗り薬が始まりました。
そうこうしていると、転棟の許可が下り、お昼前には一般病棟に戻ることができました。
この時点でたくさん入っていた点滴も一つになり、動脈ラインも抜け、かなり身軽になっていました。
集中治療室の看護師さんには沢山たくさんお世話になり、感謝しかありません。