私と脂漏性皮膚炎

私が脂漏性皮膚炎を発症したのは大学在学中の大体20歳前後だと思われます。思われると表現したのは、初めこの症状に気づいたときはただのニキビとニキビ跡だと考えていたので、とりあえずニキビケアの化粧品を使用すれば治ると考えていたからです。それから私が脂漏性皮膚炎という病名を知ったのは、就活がきっかけでした。普段からあまりお洒落に気を遣っていなかった私ですが、就活は第一印象が大切ということで自然と鏡を見る機会が増え、自分の顔が同年代の学生と比べると汚いことに気がつきました。

私の症状は、鼻から頬にかけての赤みと毛穴の開き、そして触るとベタつきを感じる脂肌でした。皮膚科へ行くと脂漏性皮膚炎と診断され、ニゾラールクリームとステロイドの混合クリームを朝晩塗布するように指示されました。ネットで脂漏性皮膚炎について調べてみると、マラセチア菌というカビが原因であると考えられているといった内容の記事ばかりが目につきました。だから、抗真菌薬のニゾラールクリームと抗炎症薬のステロイドが処方されたのだとわかりました。そこで、私は簡単に治る疾患だと甘く考えていました。

しかし、実際使用して2週間経っても、1ヶ月経っても全然改善せず、再び医師に見せたところもう1ヶ月続けてみましょうと言われたため、私は医師を信用できず、自己判断で薬を止めてしまいました。

それから、いろいろな皮膚科を訪れて、イオウカンフルローションやディフェリンゲルを使用したりしましたが余計悪化し、医師は信用できないと思うようになり、脂漏性皮膚炎に評判のいい化粧品を使用するようになりました。でも、1年以上使用しても目に見える効果を実感できず、ただ高い金を払っただけでこれについては非常に後悔しています。

脂漏性皮膚炎を発症してから5年以上経った現在も顔は赤く脂肌のままです。でも、この5年間脂漏性皮膚炎を気にせず生活していたからか、悪化もせず、就職もでき、何不自由のない生活を送れてきました。そして、今医療関係の仕事をするようになり、改めて自分の脂漏性皮膚炎について考えるようになりました。

脂漏性皮膚炎は未だ原因が解明されておらず、慢性疾患であること。ニゾラールはマラセチア菌説が有力であるため、第一選択薬で使用されていること。いろいろ勉強した上で今の医療機関に通院したところ、少しではあるが改善の兆しが見えてきています。

次回の記事では私の治療について書きたいと思います。