ヘビ君の学校で講演会がありました

講師は、フライパン曲げでギネス記録を持つジョン・プリティキン氏

ひとりの少年のはなし
話すことが苦手な少年は、小学校時代、クラスメイトをはじめ全校生徒から冷淡な言動を受けます。
先生は皆声を揃えて、大学進学はおろか高校進学もできないと母親に言いました。

来る日も来る日も、ランチタイムは外でひとりぼっち

誰ひとり声をかけてくれる友達も先生もいませんでした

ところが、ある日、
クラスメイト全員が遊ぼうと誘ってくれました。
皆と一緒に遊んでとても楽しく、その日は彼にとって最高の日となりました。
しかし、すぐに最悪の日になってしまったのです。
彼はクラスメイトにはめられただけだったのです。

泣きながら廊下を走っていると、
上級生に足を引っ掛けられ、
顔面を強打、血まみれになりましたが、
誰一人助けてはくれませんでした。

それから、彼の母親は新しい学校を探して連れて行ってくれました。
新しい学校では、
はなしができないことを悟られないように、黙っていました
ところが、転校した初日に、まだ、何もしゃべっていないのに、
ランチタイムの時、
お前、なんでここで食べているんだ❗️出て行け❗️
と、言われてしまったのです。
その少年は、木のしたで泣きました。

そこでも、彼には友達はいませんでした

その少年こそ、講師のジョン・プリティキン氏自身です。

その後、彼は高校に進学し、人生の恩師に巡り会います。その恩師は熱心に読み書きを教えてくれました。
言葉が話せるようになるために、手術もしました。
その恩師の言葉に発奮し、やがてその状況を克服していく気持ちを持てるようになります。
後に「フライパン曲げ」でギネス記録。

 彼には娘さんがいます。
彼は小学生になった娘さんをかつて辛い思いをした小学校に連れて行き、自分のことをはなして聞かせました。

帰り際…
娘さんが彼の手を握って、
「私ならお父さんと一緒にランチを食べるわ」
と、言ってくれたそうです。


この講演中、女の子も男の子も涙を流していました。
嗚咽する女の子もいました。
私も涙が止まりませんでした。
ヘビ君の担任(男性教諭)も、感極まり締めの言葉が出ませんでした。

自分の弱さに打ち勝つことなど…明るく希望に溢れたメッセージを子供達に伝えて下さったジョン・プリティキンさん、本当にありがとうございました。

講演内容の一部を記憶をもとに記載しましたので、忠実でない部分があるかもしれませんがご了承ください。