お久しぶりです。最近更新がまた止まってしまっていた其田直哉です。

さて今回は出演させて頂いた舞台「ながいながいアマビエのはなし」について書いていこうと思います。

初めに御来場頂いた皆様本当にありがとうございました。

舞台が終わってから3日経ちましたがまだ余韻が残ってるというか、特にこの2週間ぐらいは完全に演技に集中、他のことは一切しない。ぐらいの感じて演技、作品と向き合っていたのでなかなか普段の生活に戻れてません。普通なら燃え尽きて「暫く舞台はいいや」ってなるんでしょうけど、そんな事は全然なくまた近いうちにあのライトを浴びたい、また演技したい、もっともっと面白い役がやりたい、と欲望丸出しの状態です。





今回の作品タイトルではながいながいと言ってますが本編は約60分のコンパクトな舞台です。

今回の作品でほんの少しですが殻を破る事が出来たのではないかと思っています。

まさか初舞台であんなに振り幅の大きい役を貰えるとは思いませんでしたし、初舞台で上裸にされるとは思いませんでした...


肌の色が白すぎて配信用の映像を見た時ライトで白飛びしてました。

今回演じさせて頂いた役は男1と山田という役でした。

男1は自称アイドル。見た目は髪の毛はめちゃくちゃパーマを当てていて紫のアイシャドウをしているという中々やばい見た目です。



実際にパーマを当てた所を見た主宰の喜三太さんからは初期の山寺宏一さんのパチモンと言われました。上の写真はまだ最初の頃なのでそんなに当たってませんが本番ではそこまでやるか?ぐらいのチリチリにしてもらいました。

男1は森に入る事に消極的でビビってて、でもアマビエに対して突っかかっていったりもする。感情の振り幅が大きい役でした。

僕は最初に台本を読んだ時に男1は「弱いカッコよさ」を持っている男だと思っていました。

だから弱い所はとことん弱く。でも決める所はしっかり決める。そう言ったメリハリを意識して演技しました。

その結果観に来てくださった知り合いのプロの声優さんからは「シンジくん味があった」と称されました。男1のビビっている所の語尾の処理の仕方がそう聞こえたそうです。

僕がビビりやるとシンジくんになるそうです。無意識とはいえそう聞こえるという事はある意味改善点だなと思いました。

もう一つの役の山田はサウナのシーンで登場する斉藤に毒されたダメな20歳です。

最初に台本を読んだ時には「これをやるのか...」と思ってしまいました。当時の(今もあまり変わらないけど)プライドが高く恥を捨てられない僕としては最初は嫌で嫌で堪らないシーンでした。でも稽古を重ねるうちに「あれ?このシーンって実はめっちゃ美味しいんじゃね?」と思えるようになりノリノリで演技出来るようになりました。

今回の作品後半はずっと上裸にマスクという側から観たらヤバい格好だったわけですが、寧ろ初舞台でここまでして貰ったのでよっぽどの役以外は恥もプライドも捨てて演技出来るようになったと思います。

本当に初舞台がこの劇団、この作品、この座組みで本当に良かったなと思っています。

座組みの皆さん一人一人についても書いていきたいなと思っていますがそれをしてしまうと長くなりすぎてしまうので今回はこの辺で。

次回のブログで座組みの皆さんへの想いや感謝を書いていこうかなと思います。

今回の作品はまだ配信が行われておりますので少しでも興味を持って頂けましたら下記のリンクから作品を観て頂けると嬉しいです。

その際備考欄の所に「其田直哉」と名前を入れて頂けると其田がめっちゃくちゃ喜びます。

「ながいながいアマビエのはなし」配信はこちらから