私達が利用しているさまざまなシステムは、ITインフラがなければ稼働できません。ITインフラは、サーバーやパソコンをはじめ、ネットワーク機器などのハードウェアと、それらを動かすOSやミドルウェアといったソフトウェアを指します。
そういったITインフラを、顧客の要望通りに設計・構築し、稼働後は運用・保守を行うのが、インフラエンジニアです。問題が発生すると、一刻も早い復旧を目指して迅速な対応が求められ、必要に応じて他のエンジニアと協力しながら問題解決へ導きます。
そのため、インフラエンジニアにはいろいろなスキルが要求されるのです。

ベースとなるのは、サーバーやネットワークに関する幅広く豊富な知識です。サーバーはアップデートに伴って新機能が追加されたり、設定方法が変更になったりします。そこで、常に最新情報を学習し、実際に活用していくことが必要となります。
ネットワークについても、機器の機能や性能を把握し、各種設定方法を知っておくべきです。ITインフラの稼働率向上や安定稼働のため、冗長化構成や負荷分散についての手法も、知っておく必要があるでしょう。また、顧客のニーズを的確に把握するためのヒアリングスキルや、障害発生時などに状況を的確に伝えるスキルも欠かせません。
チームで作業をすることも多いので、チームメンバー間でコミュニケーションをとることが大切です。このように、インフラエンジニアには多岐にわたるスキルが要求されますが、最初からすべてを完璧にできる人はいません。得意分野を伸ばし、幅広い知識を習得しながら、経験を積んでいくことになるでしょう。

■ちなみに、ITインフラの中で運用・保守をメインの仕事にしたい私も参考に読んだ情報サイトも併せてどうぞ