こんにちは、awasakanaです。
ミステリーの感想、第2回目は、またまた一般的には有名とはいえない(失礼)作品です。
それは・・・ これです。
「完全恋愛」 牧 薩次(辻 真先) 小学館文庫
他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?
アニメ黎明期から脚本家として活躍し、推理作家としても数々の名作を執筆している御大が、80歳に近
い年齢にも拘わらず物した傑作です。
本格からトラベルミステリーまで、幅広い作風で知られる方で、私も昔から何冊も読んでいたのですが、
近年は、トラベル・冒険ミステリにウェイトがシフトしているようで、お歳のせいか本格物はめっきり減
っているように感じていました。
しかし、今回の「完全恋愛」は、2009年度の各種ミステリランキングにランクインするなど、話題性も十分
ですし、その内容も本格ミステリとしてとても良い出来でした。
特に、戦中から現代までの激動の時代を駆け抜けた、一人の孤高の天才画家を通して語られる悲恋
は読むものを飽きさせず、その結末には恥ずかしながら涙してしまいました。
作中の細かなトリックには、感付く部分もありましたが、最後までタイトルの真の意味には気付きません
でしたし、ネタバレになる為、詳細には書けないのですが、わざわざ 牧 薩次 名義で出版した意味も最
後に判り、すごく納得させられました。
私感ですが、恋愛ミステリとしてはいままで読んだ作品の中で、一、二を争う傑作だと思います。
ともあれ、どれほど年齢を重ねようと、瑞々しい気持ちを失わない作者に脱帽する名作です。
またまた関係ありませんが、恒例(?)の好きな服について
ジャケット:フリーホイーラーズ ブレーキマンコート
シャツ:フリーホイーラーズ 二ールキャサディ ホワイトペッパー
パンツ:UES 400B
ブーツ:クッシュマン エンジニアブーツ(写ってません。)
またもや、マ○フライさん風撮影法です。
それでは!

