こんにちは、アワサカナです。
お久しぶりの読書日記、今回はこの作品になります。
純然たるミステリーではありませんが、この世の中で一番の謎とも云える、人間の心について深く掘り
下げた作品で、読む者を複雑な心理の迷宮へと誘います。
あらすじは、
平凡な地方都市の書店員みちるは、ある日、不倫相手の出版社販売主任の豊増と共に、東京へと
上京する。なりゆきで、東京で生活することになったみちるは、やがて豊増の元を離れ、同郷の後輩、竹
井の家で生活を始める。
突然の上京に、みちるの周辺の人々は混乱を極め、さまざまな問題を引き起こすことになる。
そんな中、みちるが上京時に、同僚に頼まれて購入した宝くじが当選している事が判明して・・・
みちるは、それをきっかけとして、想像を絶する恐怖に巻き込まれて行く。
過去に何度も言及されていますが、佐藤正午さんはやはり、当代随一の小説巧者だと思います。
人間の心の綾、その深い闇を描いた作品を多く執筆されていますが、どの作品も非常に面白く、一気読
みすること請け合いです。
この作品でも、一見普通に思えた登場人物が、恐ろしい裏の顔を持っており、自業自得とは云え翻弄さ
れるヒロインが、憐れに感じます。
また、結末は全くの予想外であり、読後感は決して良いものではありません。
しかし、その重厚な人物描写にきっと唸らされます。ぜひ、御一読を!
最後に、あなたに知っておいてほしいのは、人間にとって秘密を守るのはむずかしいということです。た
とえひとりでも、あなたがだれかに当せんしたことを話したのなら、そこから少しずつうわさが広まってい
くのは避けられないと考えたほうがよいでしょう。
今日のファッション
ジャケット:フリーホイーラーズ カブース
シャツ:フリーホイーラーズ 二ールキャサディ ホワイトペッパー
パンツ:フリーホイーラーズ ティンバービースト セピアブラウン
ブーツ:レッドウイング ロガーブーツ(写ってません。)
それでは。

