こんにちは、アワサカナです。
今回の感想は、
「デス・コレクターズ」 ジャック・カーリィ 文春文庫
になります。
この作品はゼロ年代(2000年~2009年)の海外本格ミステリの中から、ミステリ作家・批評家が選んだ
ベスト1作品です。
あらすじは、
寂れたモーテルで殺されていた、50代と思しき中年女性の体には、蝋燭と花を使った異様な装飾が施
されていた。異常者の仕業と看做された殺人事件を担当することになった、アラバマ州モービル市警の
異常犯罪専従の刑事カーソン・ライダーは、ある人物の通報により、この事件が30年前に法廷で射殺
された、大量殺人犯の作成した絵画に鍵があることを突き止める。
捜査を進める中、問題の絵画の断片を送りつけられた人物が、次々と殺され、失踪していく。
殺人鬼ゆかりの品を集めるコレクター、通称『デス・コレクターズ』の世界に潜入したライダーは、奇怪な
連続殺人事件の謎を解き明かすことが出来るのだろうか?
「羊たちの沈黙」に始まる、サイコミステリーの系譜を継いだ作品かと思いきや、ガチガチの本格ミステリ
ーである本書は、最初から最後まで全ての事柄が伏線になっており、ミスリードを疑う読者を嘲笑うかの
ように、全ての伏線が繋がる真相には、驚嘆せずにいられません。
自身の兄が連続殺人鬼という、重い過去を抱えた主人公、ライダーの複雑な心理描写に加え、彼を取り
巻く同僚や女性達の魅力的なキャラクター造形にも唸らされます。
特に、刑務所の兄を通して、事件の鍵を握る殺人犯から物証を得る場面には、肌に粟を生じるのを禁じ
えませんでした。
また、何故かその個所を読んだ時に、J・T・ロジャーズのカルト的名作『赤い右手』の、主人公が考えら
れない偶然(!)に遭遇するシーンを思い出してしまい、徹夜覚悟の傑作という共通点の為せる業かと、
驚かされました。
とにかく、読んで損の無い傑作ですので、徹夜覚悟で挑戦してみてはいかがでしょうか。
寒かった先日のファッション
キャップ:フリーホイーラーズ キャサディ キャスケット
ジャケット:フリーホイーラーズ オーバーコート
シャツ:フリーホイーラーズ ログドライバーネルシャツ
パンツ:UES 400B
ブーツ:レッドウイング ロガーブーツ(写ってます!)
それでは!

