私たち夫婦は最初で最後の体外授精を決めました。
最初で最後、というのは今回の採卵までを経験して決めたことです。
採卵までのホルモン補充で精神的に不安定となり、
夫婦関係は悪化。
夫の行動の一つ一つがマイナスにしかとらえることできなくなり、
私はほぼうつ病でした。
そんなので、全く毎日は憂鬱はことばかり。
人生こんなんじゃなかった、と。
子供を望んでからというものの、
望んですぐ授かることはなく、
それこそ、苦痛な日々の始まりでした。
タイミング療法、人工授精。
それが進むにつれて、
妊娠できない、という自己嫌悪と子供を授かっている人への羨望からくる嫉妬、妬み。
自分の性格こそ悪くなる一方。
体外受精に臨むために、金銭的に節約の日々。
浪費する夫への嫌悪感。
とりあえず、幸せ、を感じた日はなかったように思います。
望んだからといって、努力したからといって、必ず授かることはできない。
もちろん、今が一番若い、自分の体。治療するなら今しかない、ということも十分わかっていますが、
結果がでなければ、つらい日々でしかない不妊治療の日々に疑問を感じざるを得ませんでした。
ここでプラス思考に持っていける方がうらやましい!
そこで、私たちは今回の体外受精を最初で最後にしようと決めたのでした。
それからは治療に対しても、前向きにとらえることができて、
こころにも余裕ができた。
そして採卵。
採卵で6個、受精卵は5個。
しかし、順調に分割したのは1個。
凍結できるかもしれない、
と思って期待してしまっていた分、落胆もあり。
今回で本当に最初で最後なんだな、と。
明日、その最後の1個が無事に成長していれば移植です。
やりきったかな?
あとは後悔しないかな?
と考えれば、
全く公開がないとは言えない。
よくばりになればなるほど、
不幸も多いのだ、と。
が全て手に入るわけではない。
これは、皆平等なこと。
子供がいてもいなくても、幸せは平等なんだ、と。
だとしたら、
自分たちの子供がいない人生の先にも
せがあるのだ、と思えました。
最初で最後の体外受精。
結果はどうであろうとも、
この先の人生を幸せなものにするために、
夫と一緒に過ごしていきたい、
と思った経験でした。
