『実践編』

最後にアマチュア大会について触れてみます。

プロの大会と異なり、MAXフライト以外は誰にも優勝のチャンスがある、とてもありがたく、平等なシステムになっています。
とはいえ、何十組とエントリーされる山を最後まで勝ち抜くことは至難の業だと思います。

自分も十数年続けている中で優勝経験は一度だけです。
なので、負け続ける中で感じた勝つためのコツを挙げてみたいと思います。

始めに、大会には気力5、体力2、運力3くらいの割合でそれぞれの力が必要かなぁと思います。

一番重要と考えているのは気力。
自分の出番でいかに集中して周りを気にせず、自分のペースで自分らしく投げることができるかどうかだと思います。
上記の状態で一投でも多く投げることができた人が頂点に近付けるのかと。

次に体力。
初めて大会に参加する人は意外に驚くかもしれませんが、かなりの長期戦です。
待ち時間との戦いがあります。
ゲーム間の調整をどう行うかが重要なポイントです。
仲間と会話をして過ごす人。
お昼寝をして過ごす人。
付随イベントを楽しんで過ごす人。
周辺施設を散策して過ごす人。
ただ、ひたすら飲む人。
空き時間をどう過ごすのか、というよりもスイッチのオン・オフがとても大事です。
ロビンは大抵皆さん気を張っていますが、決勝トーナメントのゲームは突然始まり、次のゲームまでどのくらい空き時間があるのか分かりません。
呼び出しがかかった時に、いかに早くモチベーションを上げることができるかだと思います。

最後に運力。
Aフライト以下のプレイヤーは誰でもレーティングの上下2~4の振れ幅を持っているものです。
申請レーティング以上のスタッツを出すことは当たり前のようにあり、1~2ビットのズレが続き、申請レーティングに全然届かないなんてこともよくある話です。
対戦相手が後者の状態である時に対戦できるゲームが何回あるかも、勝ち進む上で重要と考えています。
前者の状態で当たってしまった時は、無理に打とう打とうとするとノみこまれてしまうので、ツいてなかったと笑うしかありません。

何を言いたいかというと、自分は自分、人は人ということです。
大会の一週間前から練習して、レーティングが簡単に上がるほど甘くはありません。
レーティングを申請している以上、その数字のスタッツを打つのがベストであって、大会当日にそれ以上のパフォーマンスをしようと思っても無理があります。
普段通りのダーツをすることが、勝利への最短距離だと思います。

勝者はたった1組。
勝者以外のプレイヤーは負けた印象ばかりが残ってしまいがちです。
自分が打てずに負けた、とか、ペアが打たなかったから負けたというのは、ゲームで負けた本当の理由ではないと思います。
皆さん、全試合を通して計算すれば、きっと申請レーティングに限りなく近い数字を残していると思います。
もし、そうでなかったのであれば、お手持ちのカードレーティングを過信せず、現状の自分自身を見直すことをオススメします。



<番外編>
大会に限らず、ダーツにはどうしてもアルコールがついて回ります。
これが良いことか、悪いことかは現段階では判断できません。
全てがアルコールのせいだとは思いませんが、大会会場内でのトラブルをよく目にします。
勝利を引き寄せるためには対戦相手の健康状態や精神状態を観察する必要もあると思います。
紳士的に振舞い、相手を刺激せず、トラブルを予め避けるように心掛けることも勝つための秘訣です。

おしまい。