コロナ禍前の話だが、会社の後輩だった中国人の女の子と一緒にご飯を食べに行った。
日本の中華料理はローカライズされているという話しをよく聞くので、その子に中国人が美味いと思う中華料理店へ案内してもらった。
なるほど、確かに客は皆中国語を話しており、日本語はほぼ聞かれない。
おさーんは本場ならではの料理頼んでと後輩に頼んだ。
メニューを見ながら後輩と店員がお互い辿々しい日本語で会話をする。
なんだか可笑しくなって、「いや、中国語で会話したら?」と伝えると、突然マシンガンのような会話が始まった。
メニューには蚕と書かれた料理があり、「蚕食うの?」と尋ねると、繭から糸を取るときに残る蛹を普通に食うらしい。
「美味しいですよ。食べてみます?」
全部食えないだろうけど少しならと頼んでみることにした。
だが、コレがなんと言うか、今まで食べたこともない味で、薬っぽいと言うか、強烈な香りだった。
なんとか一匹は飲み込んだが、それ以上はどうしても無理だった。
本場の中華料理も、八角なのか独特の香りが強い物が多い。
これはこれで美味しいのだが、おさーんには日本の中華料理の方が口に合うようだ。
後輩は、中華料理は地域によってかなり違う。日本人には上海のものが合うかもしれないと言っていたのが印象に残った。
まぁ蚕は2度と食うまいと思ったが、実のところ蚕が食材として載るメニューは初めてみたので、二度と目にすることもないだろうとは思う。
結論としては中華料理は偉大である。今日本で普通に食べられる中華料理は見事に日本人に合った味覚を提供してくれている。
