堂島プレミアム社は堂島ロールを模したパッケージを改め、商品の由来を記すことなどで消費者に訴えよ | 脱サイレントマジョリティー宣言;名指し提案型意見集

脱サイレントマジョリティー宣言;名指し提案型意見集

怒り、憤りを感じることがあまりにも多い、この世の中。我慢していては精神衛生上、甚だ良くない。
そこで、思うがままのホンネの意見を、ここに主張することにした。
わが青春時代の反骨精神よ蘇れ。
沈黙の子羊、サイレントマジョリティー状態からは、もう卒業だ!

2015年11月13日に共同通信から、以下の報道があった。

 

関西を中心に人気のロールケーキ「堂島ロール」を製造・販売するモンシェール(大阪市)が、類似商品で商標権を侵害されたとして、同市の菓子会社「堂島プレミアム」に、名称の使用や製造の差し止めなどを求める仮処分を大阪地裁に申し立てたことが13日、関係者への取材で分かった。

 

関係者によると、モンシェールは生クリームを卵風味の生地で包んだ堂島ロールを2007年に商標登録し、店舗やホームページを通じて販売。

一方、堂島プレミアムは、社名の下に「プレミアムロール」と記した箱入りケーキをスーパーなどで売っている。

 

13日に第1回審尋が同地裁で開かれ、モンシェール側は「ロールケーキブームの火付け役となった主力商品で、類似品を販売され営業上の損害を受けた」と主張。

消費者から「堂島ロールだと思って購入したのに別の商品で、何か関係があるのか」との問い合わせも受けているとした。

 

これに対し、堂島プレミアム側は「文字のレイアウトや書体などに大きな違いがある」として商標の類似はないと反論し、申し立ての却下を求めた。

 

堂島ロールは、1日1万本以上売れることもある人気商品で、買い求める客の長い行列も話題になった。

 

http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015111301002207.html

 

 

どれほど似ているのだろう?

気になってネットで調べたところ、確かに似ている。

これでは、パクリ商品と言われても仕方がない・・・と思っていたところ、どうもそれほど単純な話ではなさそうだ、という情報も目に入った。

 

それは、「堂島ロール」を最初に開発し、「堂島ロール」と名付けたシェフが「プレミアムロール」を監修していて、現在「堂島ロール」を商品登録して大いに儲けている女性は当時の販売員だった、という情報だ。

http://nplll.com/archives/2013/06/post_3364.php

 

とすれば、本家本元は「プレミアムロール」のほうで、「堂島ロール」こそパクリということになる。

 

もし、その情報が正だとすれば、商標は先に取ったほうが勝ちなので、「プレミアムロール」側としては、どうすることもできない。

また、「堂島ロール」という名が消費者の間に浸透しているので、パッケージや名前を似せると、どうしてもパクリ商品だと思われてしまう。

 

よって「プレミアムロール」側は、外見ではなく、自分たちこそ本家本元だということを情報発信することで勝負すべきだ。

 

具体的な方策としては、名前とパッケージを一新し、その代わり、パッケージに堂々と、堂島ロールの開発者が監修した品だと書いたり、箱の中に経緯を書いた説明書も入れるなどして、消費者に訴えるべきだ

 

そうしておけば、当時の販売員が売り出したケーキよりは、当時開発したシェフが監修したケーキのほうを食べたいという消費者が増えることだろう。

 

 

本件、「赤福」のパクリと思っていた「お福餅」、「桔梗信玄餅」のパクリと思っていた金精軒の「信玄餅」にも言えることだ。

堂島ロールに関連して調べたところ、両品、結構、昔からあった商品らしいので・・・。