今日は
朝から強い風と雨で
ずっと
お家にいます。
何気に母のものに
触れてみました。
母の部屋は
倒れた
2019年で止まっています。
母は
きっと
この部屋には
もう戻れないので
片付けようとすれば
出来るのですが
それはしたくないので
手つかずにしています。
ただ
母は
この部屋を自由に
使っていたので
やはり
不潔なものは
いつまでも
置いとけないなあ・・・と思い
ざあ~~と
目をとおすことはしています。
そして
今日
こんなものをみつけました。
よくある
紙の眼鏡拭き?
もう古いので
捨てようかなぁ・・・と
何気に
中をみると
小さく折りたたんだ
ティッシュペーパーみたいのが
数枚入ってました。
これは
母はよく目薬を差した後
ティッシュで
目頭を押さえていたので
その時のために
準備してたのかも
しれません。
それで
こんなのは
もう汚いから処分しようと
手に持ったら
その下に
小さな紙が
何枚も入っていました。
母は
よく部屋で
こちらからみると
こそこそと
何か書いてるのは
知ってました。
でも
これは
本当に小さなメモのような
走り書きのような・・・
なんて書いてあるんだろ?
と読んでみると
その時
その時の母の心情が
わかるような俳句のような
ものでした。
ずっと
読んでたら
声にならない涙が
溢れてきました。
母は
自分の部屋があり
自分のお城のように
好きに使い
まわりに家族がいて
そんな母を
ほしぞらは
しあわせ・・・だと
勝手に
思っていました。
でも
その詩をみると
ちょっぴり
せつなくなってしまいました。
ちゃんと看てあげてる。
家族がいてしあわせ
好きなようにしてる。
それは
すべて
ほしぞらの思い上がりでした。
母は
母なりの想いを
もっていたようです。
その短文の
詩には
いろんな感情が書いてありました。
嬉しいこと
昔をなつかしむこと
今は
ひとりでは何もできないこと
若いころにもっと
自由にしたかったこと
いろんな気持ちが
書いてありました。
歳をとってしまって
一人では何もできなくなり
どこにでも
行けなくなり
そのせつない気持ちが
とっても
よく伝わってきました。
それが
今は
家族とも離れ
体は
全く動けず・・・
いろいろ考えてたら
申し訳なく
もっと
もっと
もっと
楽しくしてあげれば
よかった・・・とか
もっと
優しく親切に
してあげればよかったとか
後悔の念が
押し寄せ
おもわず
泣いてしまいました。
母の部屋は
本当につらいです。
母が
私たちのことを
とことん
愛してくれてたのが
わかります。
子供の愛情って
親の愛情に比べたら
全く比ではないですね。
ほしぞらの
娘たちも
きっと
こういう時期が来たら
そう想うんだろうなぁ・・・って
ひとりで
思いました。
本当は
母の書いた
7・8枚の
そのメモを
載せようかと思いましたが
それは
母の心を
さらすような気がして
やめました。
ほしぞら2