私の部屋にパソコンの無機質なキーボードを打つ音がカタカタと響く。う~ん…あと…もう少し…。


「よしっと!!」


丁度、パソコンが打ち終わったと同時に私の部屋にノックの音が響いた。


「どう?終わった?雪菜ちゃん」


「はい!!」


 顔を出したのは、天使と見間違えそうなくらいに綺麗な少年…。私が通う学校、天ノ学院の生徒会長の橋本 竜さん。

 竜さんはにこやかに笑うと、私の部屋に足を進め、パソコンをひょいと覗いた。


「うん?これ…200ページ?!ひゃあ…今日は頑張ったね」


「えへへ…ちょっと頑張りすぎましたけど」


 竜さんは苦笑いしながら「そうだね」と笑うと、


「でも、あんまり頑張りすぎないようにね」


と言って私の、前に紅茶を差し出してきた。


「すいません…」


 竜さんは優しくても少し毒舌…