モテない私の秘密


■前回のお話


  私が読モだってバレてない


この教室のドアを開ける勇気がほしい。


きっと、私が読モであるって、バレてるんだろうな…………。


ガラガラッ…………。


あれ、いつも通り…………バレてない。


「おう、大空、おはよう」


うわー、朝から光太君に話しかけられるなんて、ツイてないなー。


「うん、おはよう」


…………ってなんでこっちに向かってくるの。


「あれ、読モのこと、皆には行ってないから」


な、な、な、な、なぜ、耳元でそれを言うかな、もう…………。


「おい、光太。お前っって、アイツに興味あんの」


「ん、大空のことか。んー、それは…………秘密かな」


「なんだよ、それ。アハハハ」


てっか、それ、私に聞こえないように話してほしいって思う。


それよりも、秘密ってなに。


それって…………いや、ないな。


光太君が私にだよ…………うん、ないない、そんなのありえない。


というか、私が誰かと付き合うなんてこと、考えたくもないから…………。



  縮まる距離感①


なんか最近、光太君が、私に話しかけてくるの、多くなったような気がする。

なので、周りにいる女子生徒からの視線が、チクチク痛い。

素っ気ない態度とっても、とらなくても、私に冷たい視線が集まってくる。

ほんと、ヤダ…………。


  縮まる距離感②


またも、屋上に呼び出されてしまった。

寒いし、早く中に入りたいけど、なかなか終わらない…………。

鬼の形相で、光太君と関わるなとか言ってくるけど、困ってるの私だからねって言いたい…………。

そろそろ終わってよー…………。

あっ、ダメだなこれ、今日は遅刻かもしれない…………。

「おい、お前ら、何やってるんだ。ほんと懲りないな、お前らは」


だよねー、そうだと思っていた。


裏切らないな、ほんと…………。


しかも今回は、光太君がドアの前に居てるから、逃げようにも逃げれない。


「いや、私らは、その…………」


ほら、やっぱり、困ってる…………って、えっ、ちょっと、光太君…………。


光太君は、私の手をとり、屋上から出ようとする。


そして、去り際に言い残した。


「お前ら、もう、こんなことすんなよ」


かっこいい…………ハッ、今私、なんて思った。


光太君のことをかっこいいって…………うわー、そんなの、私じゃないって…………。