今日は 「こどもの日」。
子供が産まれた時に、
「親」になる。
私が産まれる前、
父が 「親になる前」。
「親」も
かつては、「子」。
みなさんは、
「親」が、親になる前、
「子」だった時のことを、
想像することはありますか?
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母との、ふとした会話で
祖父母の金婚式のアルバムを見る機会がありました。
そこには、
ただただ、「親を想う、息子」としての
私が産まれる前の、
私が知らない父の記録がありました。
祖父母は金婚式の記念に
四国八十八ヶ所霊場を周る旅行に行ったそうです。
70歳を過ぎた、老夫婦、二人だけの旅行。
父は、祖父母のために
旅行の行程表を作っていたのです。
インターネットなんて無い時代。
こんなにも細かく、
何をどう調べたのかは、
分かりませんが、
とにかく、細かい。
父は、「子」として、
親を心配して、
ここまで調べあげていたのです。
私たちは、
親を「親」としての立場だけで見てしまいますが、
「子」としての立場もあったわけで。
親が、「子」として、
どんな生き方をしたのだろうか。
親が、「子」として、
親に対してどう向き合ってきたのだろうか。
今、親御さんを介護中の方々、
親子関係が良好だった方ばかりではないと思います。
ご両親からたっぷりと愛情を受け、
恩返しに、介護をしている、
そんな人は数少ないのではないでしょうか。
介護中、
辛い気持ちを吐き出すことも出来ず、
自分で飲み込みながら、
日々、起こる事象に、
ひとりで、対応せざるおえない…
そんな人の方が多いと思います。
私はそうでした。
もし、このアルバムを
父の介護中に見つけていたら、
私の気持ちの何かが、
変わっていたかもしれません。
父が親を心配する気持ち。
幼い頃の私は、
父にその姿を見ることは出来ませんでした。
この頃の父を超える年齢になった今、
このアルバムを見て、
私は沢山の想いを感じます。
今日は「こどもの日」。
老いた親もかつては、
こどもでした。





