傷口なんかとっくに腐ってた
期待に真実なんてない
そんな事は分かってた
私は賭けに負けてしまった
ただ自分の気持ちを信じた
真実から眼をそらして
腐った肉を切り落としてみる
真新しい傷口が広がる
まだ、痛みを感じた
溢れる血は透明だった
僕は思う
傷口を洗い流すんだって
塞がるまで
栄養を与え続けてるんだって
要らなくなるまで
腐っても良かった
腐って
腐って
端から腐りきって
千切れて失くなって
だけど僕は
無くなるまで君を愛せなかった
だからもう
二度と繰り返さない
腐ってしまったものは
元には戻せない
私にはもう
信じる心は残ってない