6日から準決勝が始まり、いよいよクライマックスが近づいてきた。今大会もさまざまな選手が印象的なプレーで観衆を沸かせてきたが、気になるのは個人タイトルの行方。今回は最優秀選手賞(MVP)の選考方法が変わり、意外な選手が受賞する可能性もある。(ケープタウン 森本利優)
MVPはこれまで、原則的に準決勝終了後に国際サッカー連盟(FIFA)の技術委員会が候補選手のリストを発表。各国の記者の投票により選出されていた。前回ドイツ大会は、ベスト4に入ったチームから計10人の候補選手が選ばれ、記者は投票用紙に1位から3位までを記入し投票した。
歴代のMVPが優勝チームから出ているとはかぎらないのも、このため。前回はフランスのジダンが受賞したが、イタリアとの決勝で延長後半に頭突き行為による一発退場という失態がありながらMVPに輝いたのも、ハーフタイム中に投票用紙を回収したことが大きいとみられる。
今回は記者投票に加え、FIFAの公式ホームページを通じて世界中のファンが投票できることになった。比率も記者50%、ファン50%とかなりファンの意向が反映されやすい形に。候補選手もこれまでの10人から23人に増やされることとなった。対象チームは公表されていないが、早期敗退チームの選手がノミネートされる可能性もある。
ちなみに、試合ごとに選出されるマン・オブ・ザ・マッチはすべてファン投票。準々決勝までではスナイダー(オランダ)、フォルラン(ウルグアイ)、ロナルド(ポルトガル)、本田(日本)の4人が3試合で選ばれており、ファンの支持を集めた。
現時点ではチームが4強入りしたスナイダーとフォルラン、またロナウド(ブラジル)が持つW杯通算最多得点記録に王手をかけているクローゼ(ドイツ)あたりが有力候補か。
MVP以外の個人賞では得点王のほか、FIFAの技術委員会の選考によって決定される最優秀GK賞(レフ・ヤシン賞)、最優秀若手選手賞がある。
過去にカーン(ドイツ)、ブフォン(イタリア)らが受賞した最優秀GK賞に近いのはここまで2失点のカシリャス(スペイン)、ノイアー(ドイツ)、ムスレラ(ウルグアイ)あたりか。ムスレラは準々決勝のガーナ戦のPK戦で2本止め目立っている。
1989年以降に生まれた選手を対象とする最優秀若手選手賞もFIFA技術委の選考によって決まる。有資格者は35人いるが、4得点のミュラー(ドイツ)やガーナの8強入りに貢献したA・アユーらが有力。前回のポドルスキに続き、ドイツ勢の2大会連続受賞はなるか。
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100707-00000044-san-socc
日本の選手も選ばれると良いですね!!
候補には名前がないですが、ファン投票なら可能性はありますね(^^)/
発表が楽しみですね!!