アラフィフ主婦の

きなこです

 

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息子が進路を自分で決めるまで②

 

 

 

 

中学一年春〜

中学三年の春までの記録です。

 

 

 

 

 

体調不良が中1の春から

ずっと続いていました。

 

 

 

親子ともに勉強の遅れは

気になるものの



 

 

 

正直もうどうしていいか

わからない状況が

長く続いたのでした。

 

 

 

 

一応スタディサプリなど

もタブレットでも勉強も契約して

やっては見るものの

 

 

学校で勉強していないので

新しい単元をその説明だけで

理解するのは難しく

 

 

なかなか進まずに

やる気を失って

放置するという

パターンが続きました。

 

 

 

ただ、体調のほうは

快方に向かっていてので

とにかく私のなかではそこが

安心ポイントで、焦らずに

いこうと決めたのです。

 

 

 

 

小学校までだけで見ると

成績は常に良く

性格も真面目過ぎるほど

真面目だったので、

 

 

体調とやる気さえもどれば

いくらでも

取り返せると信じました。

 

 

 

 

 

 

そしてできるだけ

勉強以外の

いろいろなことを

体験することを

心がけることにしました。

 

 

 

 

映画 カラオケ 美術館 博物館

クラシック演奏会 プラネタリウム

神戸京都観光地めぐり

文楽 通天閣と串カツと黒門市場

冬は雪景色をみに滋賀県へ

大阪モーターショー

 

 

 

 

まだまだほかにも数え切れないくらい

出かけました。

 

 

まだ吐き気が残って 

いたときは

行ったところで

美味しそうなものを

一緒に食べるのですが

30分後には激しく

嘔吐してしまうのです。

 

 

 

吐く姿を見るのは本当に

辛かったですが

それでも食べることに興味を

失わない息子に、

救いを感じました。

 

 

 

 

なぜなら、一番落ち込みの

酷いときに、死にたいと

言っていた事を思うと

 

 

 

食べるこに執着を持って

いるという事は

生きることに執着を持って

いることなので、

そこに希望が

見いだせたのでした。

 

 

 

 

そして一緒に出かけている間に

いろいろな話をたくさんしました。

 

 

 

 

【学校の椅子に座って

授業を聞くことも大切。


でも、こんなふうに外に出て

芸術に触れたり、

 

いろんな場所に行って

その歴史を肌で知ったり

学んだりできる事は、

 

学校で勉強しているのと

なんら変わらないくらい

価値のある事なんだよ。

 

そして、大人になって社会に

出たときに、他の人が経験

していない不登校や、

こんなふうに

いろいろなところへ

出かけた体験は、

もの凄く生きてくるからね。】

と。

 

 

もちろん学校で授業を

受けることが出来たなら

それは素晴らしい

ことと思います。

 

 

でも、今の彼にできないなら

今 出来ることで、

自信をつけさせてあげたい。

と思ったのです。

 

 


 



 

 長い中学一年の間でしたが

そんな中で息子も徐々に

心と体にエネルギーが

満ちてきたのでしょう。

 

 

 

 

中学2年の夏のことでした。

わからないときにすぐに聞ける

家庭教師で勉強が

したいと言ってきました。

 

 

 

 

 

基礎的な事を

教えてくれる家庭教師の会社に

お願いしました。

 

 

 

最初はのんびりとした

学生さんの先生で、

ゆっくりと中学の範囲

を教えてもらい、少しずつ

勉強する感覚を

取り戻していきました。

 

 

 

本人もこれなら何とかなりそうと

思ったらしく、学校の定期テストは、

必ず受けると言い、

そこからは一度も欠かす事なく

定期テストを全て

受けることができたのでした。

 

 

 

 

その中で自分がいまいる成績の

位置を確認して、手応えを

感じているようでした。

 

 

 

そして、中2の年の暮れに、

夫の仕事と体調の関係で

大阪市内のマンション

に移ります。

 

 

 

そこで家庭教師の先生が替わり、

本人の理解度を見ながら

どんどん進めていくタイプでした。

 



宿題もかなりの量が

出ましたが、だんだん

体調もよくなり

それらをすることも、

出来るようになってきました。

 

 

 

本人も、この頃になると、

もう学校も普通に行けるかも

という状態になってきました。

 

 

だんだんと中学校には

通えなかったとしても

ちゃんと大人になって

楽しい人生が歩めると

いう姿を想像できるように

なってきたのかもしれません。

 

 

 

彼の中で、中学校に通えない

ということで将来は絶望的

だという思い込みから

解放されていきました。

 

 

 

 

同時に私も

真面目に学校に

行って勉強もスポーツもして

友だちもたくさん作ってという

モデルから離れてしまうことへの

恐れから解放され、

 

 

私自身一緒に息子と

沢山出かけて楽しむという

罪悪感や、いろいろなこうするべき

という思い込みから解放されて

いったのです。

 

 

 

 

 

子どもが不登校になるのは

親を救うためという事を

書いてある本を読んだことが

あります。

 

 

 

 

 

読んだ時はあまりよく

わからなかったのですが

 

 

 

 

 

自分が解放されていくことで、

彼が元気になっていく姿を見ると

そういう事もあるのかも

しれないとも思います。

 

 

 

 

 

 

そして中学三年生となり、

進路を考える時が

近づいてきました。

 

 

 

 

 

次回のブログに続きます。

 

 

 

 

 

 

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