いい加減年頃の男性の部屋に一日のうち何回も無断訪問するのは勘弁願いたい。
そんな願いもむなしく、本日も猫とともに現れる母。なぜ俺の部屋かといいますと、俺の部屋に猫の餌があるわけです。母が猫を甘やかすもんで、一日三回の猫の飯が四回・五回と増えていき、しまいにはメタボ猫へと変貌したというのはまた別の話。本日はまぁ、訪問回数と自室に居座る時間が非常に多い母に文句を言った。年頃の男性諸君なら分かってもらえると信じている。
俺の言い分はこうだ。
「ただでさえ部屋が狭いんだからいちいち訪問して居座るのやめてくんない?」
ただ猫に餌をあげて帰るのだと思いきや、畳んである布団に腰をかけ軽く寝そべる態勢に入り始める母。狭っ苦しい俺の部屋でそんなことすれば当然元から座っている俺の背中に膝や足がガスガス当たる。つーかこんな空間で母と密着して喜ぶ糞根性は持ち合わせていない。むしろ家族自体が嫌いなんでさっさと出て行ってほしい。
母の反論
「狭いのはあんたの部屋が汚いからでしょう」
いやいや、確かに散らかっているせいもあるが元が四畳半プラスクローゼットの部屋にゲーム機本体と本棚二ケに一畳ほどはあろう机、しまいには布団が端のほうに畳んである始末。満足にビリーズブートキャンプができる広さは余ってません。せいぜい大人二人が座れるくらいです。
以上のことを言ったら「布団をクローゼットに入れればいいじゃん」と言われた。
残念ながら家族の思い出の詰まった(ぶっちゃけ捨てていいと思うほどどうでもいいもの)ダンボールに占領されとても入りません。
以上のことも言いましたが、「整理整頓がなってないんだ」と、なんだかエンドレスになりそうな回答が返ってきたので、ひとまずもう一つのほうの文句も言った。
俺の言い分
「机の上やノーパソの上に猫を上がらせるのはやめてくれ」
これは心底やめてほしいことだ。パソコンやゲーム機の類はどうやら猫の毛に弱いらしい。せっかく大金はたいて買ったノーパソを一年以内に壊したくない。せめて三年、いや五年は変えたくない
パソコンのほかにも、予約特典や初回特典で手に入れたグッツの類が置いてある。それらが毎回帰宅するたんびに床に転がってたりするので、もうそろそろマジギレ起こしてもいいんじゃないかなって思うほどである。
母の反論
「机の上を綺麗にすれば問題ないでしょ」
そうゆう問題ではない。そもそも机やテーブルの上に上がること自体問題なのだ。
母の追撃
「まったく心が狭い男だね」
むっとなった俺は「じゃああんたの大切にしている物が落とされたりとかしたらどうすんだよ」といった。
「そんな事無いから大丈夫」
なんでそんな事がわかるんだろうね?
「つーかあんたさっきからでかい口ばかり叩いて何えらそうなこと言ってんの。じゃあ明日からは朝は自分で起きなさいね」
なんか逆ギレして母は去った。
なぁどう思うよ?五人いる内俺以外大体こんなだぜ。精神が参ると思わんかね?つーか最近は自分で起きてるっつの!