病院に着いて、受付で今の症状を聞かれる。

しりもちのせいでおしりと腰が少し痛いくらいです。

なんてアホな回答(^-^;

一日早いんですが、できたら健診も今日お願いしたいんですが…
と聞いてみると、

今日は腰も痛いようですし、健診はせずに赤ちゃんだけみましょう。
ということになりました。


待合室で待っていると、パパも来てくれました。
パパの仕事は社用車での外回りなので、結構時間に融通がきくのです。

赤ちゃんの様子だけみて、また仕事に戻るつもりだったようです。

いっちゃんは生粋のパパっ子!
なのでパパを見て大興奮♪



それからすぐに呼ばれて、まず私だけ診察室へ。

いつものベッドに横になる。

先生にしりもちの話を苦笑いしながら話していて、パパ達も診察室に呼ばれる。

『呼ぶのは何かあった時で大丈夫ですよ~( ´∀`)』
なんて言いながらパパがいっちゃんを抱っこして入ってくる。

お腹にエコーが当たる。

モニターを見る。


先生が、
『…胎盤は剥がれてないね。大丈夫。』

そこからエコーが移動して、、



あれ?
心臓が…
身体も一切動かない。

とっさに、
『先生、動いてないですよね?』
と一言。


先生が無言でスタッフに腕をふって何かを指示。


え?先生、何か言って!
私の嫌な予感を否定して!


奥から続々と助産師さん、看護師さんが集まってくる。

誰も言葉を発していない…
先生はエコーを必死に動かしている。
みんな厳しい顔をしてモニターを見つめている。


うん、わかる。
素人でもわかる。
そういうことなんだ…

まだ涙は出てこなかった。
泣いたら認めることになる気がして…
そんなの嫌だ。


先生が
うーん。と言いながらととちゃんの大きさをはかっている。

『心臓が動いてないですね。最近、胎動はありましたか?』

頭が真っ白になった。

看護師さんが私の足をさすってくれている。

今考えてみると、こうやって手を当てて落ち着かせようとしてくれる事も看護の一つなんですね。


それでも言葉がなかなか出てこない。

『最近、あまり、胎動、感じてなかったと思います。上の子がいるので、あまりお腹に意識が向いてないからいつもたまたま感じてないだけかと…』


最後に胎動を感じたのはいつだったのか、思い出せなかった。


『2、3日前には胎動あったかな?』


言葉がでない。
2、3日前もなかった気がする…

看護師さんが
『夜とか結構動いてるの感じるでしょ?どうかな?』


そう言われたら確かに…
でも最近は夜も動いてなかった。

なんで早く病院に来なかったんだろう。
後悔の気持ちが一気に押し寄せてきた…


『思い出せないです。』


『そうですか。大きさ的に今の週数と合わないので少し前に亡くなっていたと思います。なので、今日のしりもちは関係ないですね。へその緒が捻れてしまって酸素や栄養が止まってしまうことがあります。それは産めば目で見てわかるので確実な原因としてわかります。』


うそうそ。
これ現実?
どうにか助からない?
もう27週だから、今から産んですぐ蘇生するとか。


叶うはずもない希望が頭の中をぐるぐる回る。



エコーが終わり、椅子に座って先生の話を聞く。


よく覚えてないけど、
何かあった時の為に大きい病院で産んだ方が良い。
市内の国立病院に知り合いの先生がいるから紹介する。
母体の為に早く出してあげた方が良い。
みたいな事を言われた気がします。

そこで初めて涙が止まらなくなりました。
胎動が減っていても日常の忙しなさを理由に病院に行かず、健診にはちゃんと行けてるし大丈夫、赤ちゃんはきっと順調に成長してる、だなんて過信していた自分が情けなくて。

あぁ、ととちゃん…本当にごめんね。



国立病院の先生に連絡をする間、空いている病室で待つことに。

横になって待っていてね、ってティッシュを渡されて。
一人になってまた涙が止まらなくなりました。
悲しくて悔しくて苦しくて…


パパは仕事中だったのもあり、まず会社に連絡して。
私の母にも連絡してくれて…
いっちゃんのお風呂やら夕飯の面倒をみてもらう為に、病院へ迎えに来てもらうようお願いしてくれていました。


15分くらいして、また呼ばれて。
泣いてる私に看護師さんが
『しっかりしなきゃね!』
って。

そっか、もう覚悟決めなきゃなんだ。
この子はもう助からないんだ。

看護師さんのおかげ?で先生の話を冷静に聞くことが出来ました。


国立病院の先生が今すぐに来て入院して欲しいと。

あさってから三連休なので連休に入ると出来る検査や処置が限られてしまうから。
すでに亡くなって時間が経っているなら明日にでも産んだ方が良いと。

一日の最後に迅速に対応してくれた先生に本当に感謝です。
すぐに受け入れようと動いてくださった国立病院の先生にも。



私が最後の外来患者だったので、待合室にはもう誰もいなかった…

誰にも泣き顔を見られなくて良かった。
明日予定通り健診に来てこの状況になっていたら、、耐えられなかった。


会計を済ませて、紹介状を持ってそのまま国立病院へ向かいました。


外に出ると、また大雨が降っていました。

空も私と一緒に大泣きしてくれてるのかな…


向かう車内でパパが、

ととちゃん、今日病院に行くためにきっとママを転ばせてくれたんだね。
明日の健診でわかったんじゃ、次の日から連休ですぐに出産できなかったかもしれないから…


その言葉にまた涙が。

こんなママのために…
ととちゃんの方がずっと苦しい思いをしていたのに…


早く楽にしてあげたい!
と強く思いました。
2016年7月14日

お昼にまーたんちへ。
冷やし中華作るから食べにおいで~♪と言ってくれたので、ルンルンで向かいました。

人に作ってもらうご飯って本当に美味しい✨
自分が作るより何倍も!

いつも通り、他愛もない話をしながら一緒に食べて…

14時頃、急に外が真っ暗に。
今日はゲリラ豪雨があるみたいだよ、とまーたん。

私はそうとは知らずに家中の窓を開けて、洗濯物も干したままで出掛けていました(^-^;

もう少しお話していたかったけど、いっちゃんを連れて急いで帰ることにしました。

残念ながら家に近づくに連れてポツポツと降り始め、しだいに雨風が強くなりワイパーをしても意味無いほどの豪雨でした。

家に着いて、とりあえず洗濯物と窓!
と決心して駐車場からアパートへダッシュ。
いっちゃんは車の中でDVDを見せて待機させていました。

傘も無く、家に入る頃には服ごとシャワー浴びたかのように全身びしょ濡れ(^-^;

とりあえず玄関マットで足踏みして軽く足を拭いて、家中の窓を閉めて走り回りました。


途中、濡れた足だったので滑って転び、派手にしりもちをついてしまいました。


後々、パパと話してたけど…
この時、ととちゃんがママに気づかせる為に転ばせてくれたんだね。

本当はもっと前から苦しかったんだよね、
もっと早く気づいてあげられなくてごめんね…



とっさにお腹を触る。

だ、大丈夫かな…
おしり痛い…
あ、洗濯物…


とりあえず洗濯物を取り込んで、
また豪雨の中、車に戻って雨が弱くなるのを待ちました。


お腹、張ってる気がする…

明日健診の予定だから一日待つか…
でも心配だから今日行きたいな…

とりあえずパパに電話して相談しました。

病院に連絡して、今日行ってきな!と言われました。


その後、雨は10分くらいで弱くなったのでひとまず家へ帰宅しました。

いっちゃんはいつも14-16がお昼寝の時間で、眠そうだったのでとりあえず一時間でも寝かせてから病院へ行こうと思いました。


最終受付が17時だったのですが…
16時過ぎにいっちゃんを起こして準備してバタバタで、結局最終受付の5分前くらいに着きました。

この時は、根拠のない『きっと大丈夫』が私の中にありました。

お腹の張りもその後続いてないし、、
出血もないし、、

きっと大丈夫!と…
2016年6月18日
23週5日

つわりもおさまり、体重は妊娠前とプラマイ0に。
元々痩せてる方では無いので、これから体重管理も頑張らなきゃな~なんて思っていました。


そしてこの日はパパといっちゃんも一緒に産院へ。

ととちゃんを妊娠してから、パパが産院に来るのはこの日が初めてでした。
パパが元気なととちゃんを見た最初で最後の健診。

ととちゃんはそれを知っていて、パパを連れてきてくれたのかな?

もっと一緒にいたかったよ…
いっちゃんよりも元気な胎動をもっと感じていたかったよ…


ママが胎動の変化に気づいてたら、、
過信しないで早く病院に行っていたら、、
何か変わっていたのかな?












ここまでは、自分の記憶と母子手帳の記録を頼りに書いてきました。


次からととちゃんがなぜ亡くなったのか、そして入院中の事などを書いていこうと思います。