昨日の母の月命日は、いつになく母を思い出して声を出して泣いてしまいました。

私達、親子は

何時も一緒でした。

町内の喫茶店でお茶したり

（猫舌の母の為に私はいつも水の入っているグラスから氷を一つスプーンですくい母の珈琲カップに入れて冷ましてあげました）

小樽までドライブしたり

旅行に行ったり

社交ダンスを習ったり

特別な日でも無いのに

母の喜ぶ顔が見たくて

母のお洋服や靴を買ってプレゼントしたり。

そんな姿を見る周りの人達は

私達、親子を羨ましがり

「双子みたいね」

と言われ続けて来ました。

でも家の中では良く喧嘩もしました。

それは些細な口喧嘩です。

母の口癖は

「仲が良いほど喧嘩するのよ」

でした。

ブログを書き始めて押し入れの奥の段ボールから写真を出して

改めて若き母の写真に触れて

様々な思いが私の頭の中を

交差して

生きていた時、母の人生は幸せだったのだろうかと凄く考えてしまいました。

遺影の母は微笑んでいますが答えてはくれません。

どんなに親孝行していたつもりでも

親孝行には

これで良いと言う事がありません。

周りから「親孝行ね」

と言われても

私は母に対しては小さい頃と

何も変わらず出来る事をしてきただけです。

小さい頃はお友達のお家に遊びに行くと、おやつが出されました。

私は一人で食べるのが嫌で

母にも食べさせたいと

必ず出された、おやつを紙に包んで母に持って帰る

そんな子でした。

ヤクザの父は不在が多く

我が家では母と私だけが

過ごす時間が長くて。

若い母は

私の遊び相手になってくれて

時には姉の様でもあり

親友の様でもあり

母に叱られた事は一度もありませんでした。

私は、いつも母の愛に守られていましたから

一人っ子でも寂しさを感じた事がありませんでした。

母を亡くして産まれて初めて

一人暮らしになり

自分と向き合う時間が増える中

やはり

もっと、もっと親孝行していたら、

もっと、もっと大切にしていたらと

どうしても悔やんでしまいます。

いつか命の灯りが消えると

わかってはいても

母の死を受け入れるには

時間が、かかりました。

昨日の母の月命日には感情が溢れ出て涙が止まりませんでした。

そんな時に、ある方から

温かなコメントを頂きました。

そのお陰で

凄く心が軽くなりました。

お会いした事も無いのに

有り難くて感謝で一杯です。

今は一人息子と疎遠になり

コロナ禍から人付き合いも減り

一人で部屋の中で過ごす事が多くなった私の日常です。

初めて感じる孤独感と喪失感。

でも、今の生活を選んだのは私です。

決めたのは誰でも無く私です。

−円山公園−

春になり雪が融けたら

朝活のお散歩を開始して

円山公園の木々の葉の間から

注がれる太陽の光を浴び

鳥のさえずりを聞きたいと思います。

ブログで繋がっている皆さんがいるから

私は今は一人じゃないと思えます。

皆様の愛情が伝わります。

いつも、ありがとうございます。

後、少しお付き合い下さいね。

−話は続きます−

ヤクザの娘に産まれて−昨日の涙の後は−