東北へボランティアに行きました。
瓦礫の撤去作業とか、そういうボランティアらしいことではなく、絵本の読み聞かせとして。
2/21に夜行バスで岩手県釜石に向かい
2/22の朝に到着。
保育園での絵本の読みきかせがメインなので、保育園に。
仮設の保育園でこどもたちに絵本を読んだ。
どこの保育園に行っても、こどもは元気で嬉しかった。
西山さんち(宿泊先)に向かう前に
NPO法人のパワーアップ支援室という人ふたりと合流して
町並みを見た。
もうすぐ1年たつというのに
傷痕はたくさん残っていた。
都心というか、駅近くなどは仮設店舗とかあるのに、ちっと中に入るとまだまだ全然だった。
西山さんちでお昼をいただき、まき割りをして温泉に行き、晩御飯をごちそうになった。
ボランティアに来たのに旅行にきたかのようなおもてなしをされた。
すごく嬉しかったが申し訳なかった。
でもワカメとか魚は自分達で育てているやつだそうで、自給自足の生活だった。
西山さんが体験した津波の話を聞き、涙がでた。
わたしはその辛さのほんの一部もわからないのに、なにもできないしわからないことに腹がたった。
無力さを思い知らされた。
23日、また別の保育園に絵本の読み聞かせに行った。
本当に仮設の保育園で、雨漏りをしていた。
園庭もないし、少し狭いのだがこどもたちはやはり元気だった。
絵本を読み聞かせて、山本さんの人形劇をやって、こどもたちと遊んだ。
全て短い時間であったが、こどもたちにパワーをもらった。
そのあと少し園長に話をうかがった。
震災のときはちょうどお昼寝が終わったあとらしく、年長さん以外はパジャマで山肌を登って逃げたそうだ。
園長の適切な判断のおかげでこどもたちは助かったのだが、寝起きでパジャマは寒かったろうに、と心が痛みました。
そのあとはまた西山さんちに戻って、仮設住宅のみなさまにアンケートをとりにいった。
留守の方が多かったし、時間がなかったのであまり話が聞けなかったが、ひとりの老夫婦がお話をしたそうだった。
こういう機会でしか話を聞けないのに、もったいなかった。
夜行バスで帰宅していく。
皮肉なほどに星がきれいだった。
こんなこと言える立場でも、権力もないけど、一刻も早くみなさまが元の暮らしに戻れるよう願っております。
わたしたちにできることは限られていますが、それでもできることを精一杯やっていきたいと思いました。