たとえば・・・


100問の問題が定期試験で出題されたとする。


そのうちの一問が

「鉄の融解温度は何度ですか?」

という問いだったとしよう。


これに対して、それがわからなくて、たとえ一か八かであったとしても、


「80度」などと答えてしまう人間は、他の99問が全て正解であったとしても、

そのテストを0点にすべきである。



少なくとも、工学部では、つまりエンジニアとして、生きていけない。失格である。


それが単純な書き間違いであっても許されるものではない。



8千度なら、単なる間違い。


8万度であっても、まぁ許される。


その問題だけ減点すれば良い。


しかし、80度ではやはりダメだ。



どうも、試験の配点というものは融通が利かない。


一つでも非常識なことが発覚すれば、社会では抹殺される。試験の評価も、そうあるべきではないだろうか?



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うろ覚えだけど、鉄の融点は1500度くらいだったような気がするなぁ。


しかし耳の痛い話だ(苦笑

自分は今までに、何人の教官にこんな風に思われてきたのだろうか・・・


さすがにここまでアホウな間違えは・・・してない・・・はず・・・

甲子園シーズンだし、丁度良いので書きたいと思う。



投手が放つボールのスピード、どうやって測るかご存じだろうか?


「そんなん、テレビが測ってるんだよ」

と思ってしまう人は、まさか居ないであろう・・・


たしかに、テレビの片隅には球速が表示されるが、あれはビデオカメラが直接測定しているわけではない。



一昔前は、高速度撮影で、本塁上までの到達コマ数によって、平均何キロ・・・と割り出していたそうだ。


しかし、そんなものではこの時代のニーズに応えられない。



そこで登場したのが「スピード・ガン」なるシロモノ。


ガンと言っても、その機械から放たれるのは銃弾ではなく電波である。



1982年、オーストリアの物理学者ドップラーは、近づいてくる発音源の音は、止まっているときの音より高くなり、遠ざかるものは低くなることに気づいた。


いわゆる「ドップラー効果」である。(救急車やF1カーが代表的)


これは、近づいてくる音波の波長が短くなり、遠ざかる音波の波長が長くなることが原因である。


この効果は、音波に限らず、あらゆる波動現象に当てはまる。無論、電波にも。



コレがスピード・ガンの秘密で、行きと帰りの波長のズレを瞬時に読み取って、球速をデジタル的に記録する仕組みなのだ。



ちなみに、スピード違反車を取り締まる機器も同じ原理である。



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世の野球ファンたちは、投手が投げるボールの球速に一喜一憂する。

世の中まだまだ平和だよね(^^;)



そういえば、今期の甲子園はまだ一試合も見てないなぁ・・・