我流哲学~柔能制剛、無為自然~

我流哲学~柔能制剛、無為自然~

資本主義、競争社会に一見不要、しかし一周回って必要不可欠なバランス感覚を追究します

Amebaでブログを始めよう!
話題のテネットについて、考察は皆さん書かれているので違う見方を。
この映画、時間逆行のギミックが特徴的なのですが、冒頭、主人公に説明する役の研究者が「まあ考えないで、感じてくれ」と言っちゃいます。
監督も「タイムトラベルの映画じゃなくて、スパイアクションだ」と言っているそうなので、そういう見方で楽しむのがむしろ王道かも?

やってることは主人公側と敵側がお互い逆行ギミックを使って、お互いの裏をかく、
というよりも、結果がわかったところから原因を変えにいく作戦の応酬をしており、
それが実は冒頭から最後まで続いているんだけど、
我々観客はその逆行ギミックに全然馴染みがないので、
何が何だか分からないままエンディングを迎えます笑

それでも時間逆行アクションは新鮮で非常に面白く、逆行カーチェイス、逆行近接格闘、逆行ガンシューティング、など頭がこんがらがる場面、いや考えるな感じろ!
しまいには順行と逆行で戦場のビルが同時破壊されるシーン、何をいっているか分からねーと思うが以下略です。
個人的には逆行アクションをもっと見たかった!今度はカンフー映画でやってほしいです。

哲学的なのは、逆行状態で波紋が生じている水溜まりに足を突っ込むシーンなど、逆行状態では結果が分かっているから、原因を作らなきゃいけない、ということ。または順行状態でも逆行の自分が見えたら、未来にはそうしなければならないと決まっていること。

未来が分かってしまうというのは不幸なのか幸せなのか分からないけど、自分の選択だからそれも運命ということか。どこぞの生臭神父は全員が未来を分かっている世界こそ完全で幸福だと言っていたが...

こんな見方もあるかもしれません