清水忍の「インストラクションズ」    -19ページ目
只今書店に並んでおります「Tarzan」

ファンクショナルトレーニング特集
です!v(^-^)v

 

今回の表紙も抜群にセンスいいですね!ついつい手にとってしまいます。

今回の特集で、私は

野球(ピッチャー)のトレーニング  と

ゴルフのトレーニング  に関して記事を担当させて頂いてます。



そもそも、
ファンクショナル

という言葉がかなり独り歩きをしている傾向も感じる昨今、

私の考えるファンクショナルトレーニングとは、まさに


求める動作をもっとも効率的に実施できる体

という事につきます。

効率的に実施するという事は

動きにロスが無く、
 力の伝達がスムーズである

という事です。

すなわち、

ガチガチに固めるのではなく、スムースに動ける事であり、
動作中は軸がブレずに終始安定しているという事です。

 

チャップマンのこの安定した軸を見て下さい。全くロスも無く、無駄な力も入っていません。

 

そこからキャッチャー方向へ全くロスなく踏み出されれば自然に体重が前方移動し、振った腕の先に力が伝わるのです。
埼玉西武の菊池雄星投手もちょうどこんな感じで、極めて安定した軸から投げています。
本当にロスなく球に力が伝わっています。

 

タイガーウッズの軸の安定も半端でないものがあります。

 

左脚へ全くロスなく重心移動していく中で連動的に上肢の力がクラブの先に伝わって行きます。 


そもそも元も単純はファンクショナルトレーニングは

走る

跳ぶ

投げる

などの単純動作です。

ところが、人はこの単純動作をまったくやらずにいるうちに、効率的な動作を忘れてしまうのです。

その結果、動作の軸がブレて余計な力が入り、

そのくせ本来発揮されなければならない力がほとんど発揮されていない体の部位が現れ、

機能的な動作が出来ないだけでなく、不適切動作にさえなってしまい、最終的には障害にまで発展したりします・・・

ファンクショナルトレーニングとは、

そんな機能を失った体に対して


適切な「軸感覚」を学習させ

発揮すべき力を発揮するための刺激を筋に与え

その状態をもって求める動作を繰り返して、適切な動作学習をする
という事になります。

適切な動作学習をする
という事なのです!

( ̄□ ̄;)!!

決してトレーニングで終わるのでなく、最後は求める動作練習をして機能的に体を動かすという

「身体感覚練習」の要素を大きく含むのです。

そんなトレーニングの一例として、

 
こんな事や、
 
こんな事をやりますが、
それで終わりではなく、最後にピッチング動作やスイング動作などを行うのです。

いわゆる筋トレとは明らかに違うトレーニングですが、あきらかに「動ける体」になっていくという実感があるのです。



今回の「Tarzan」はもうひとつの企画で、


木場さんとの対談
も掲載されています。


 
木場さんはサッカーの長友選手のトレーナーとしても超有名なトレーナです。

以前から何度もお会いしてはいたのですが、こうしてガッチリとトレーニング論について対談させて頂いたのは初めてで、大変大きな刺激を頂きました。
なるほどなぁ、と感心してしまう事も沢山ありました!

木場さんも私も、お互いのスタート地点が全く違うのに、お話を伺っていると、お互い本当によく似た方向を向いているのだと気づき、ビックリしました。


今回のターザンも、本当に読み応えがありますね!

さあ、書店へGO!