天皇杯４回戦でホームで無念の敗戦となった仙台に対して
アウェー・ユアスタで勝利。
大方の予想を裏切ってトップ下に伊藤翔を起用。これが大当たり。
ワントップのラドンチッチを軸に程よい距離感で翔が運動量豊富な動きで相手の守備をかく乱する。先制点もそんな流れの中から。元紀の果敢な守備からラドンチッチが拾って前に運ぶ。左に流れた翔に絶妙のパス。その周りには元紀も俊幸も。そんな状態でDFをうまく交わして翔が右隅に落ち着いて決めた。
２点目も相手のパスミスを俊幸がダイレクトで前線のラドンチッチへ。そのままの勢いで前に運ぶ。併走するように翔もゴール前へ。この動きで相手DFもラドンチッチにつききれずに、そのままシュート。
守備にも攻撃にもいろんなところに顔を出していた翔。ようやく自分のプレースタイルが確立できたか、鳥栖戦のハットトリックがきっかけになったか、ようやく本来持っているポテンシャルを発揮し始めたか、来シーズンに更なる飛翔を期待したい。

ただ、この勝利の代償として、吉田豊が左鎖骨骨折で最終戦は無理だろう。加えて浩太が累積で最終戦は出場停止。相手は難敵の柏。昨日もFC東京に４対１と解消している。新潟・FC東京の結果にもよるが、７位という賞金圏内が手の届くところにあるだけに、平岡と浩太を欠くCBに誰を入れるのか。SBは石毛と河井か、それともそれ以外のオプションがあるのか。
ここ何年もホームでの最終戦に勝てていないだけに、この代償が大きくならないことだけを望みたい。

＜追記＞
吉田の怪我は骨折まで至っていなく、左肩脱臼だそうです。
いずれにしても、残り１試合ですから無理する必要はないと思います。

＜おまけ＞
ラドンチッチが試合終了後、仲間がいた場所にユニを投げ入れてくれたらしいです。

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