全国公演にて行脚中の劇団四季ミュージカル『コーラスライン』。12月20-21日は仙台公演ということで観劇して来ました。20日を選んだのは、本公演前に“リハーサル見学会”が組まれていたためです。

リハの曲目は【I Hope I Get It】と【Montage】。数人ほど姿が見えませんでしたが、ほぼ全員参加。なかなか贅沢なリハ見になりました。



曲後に恒例の質問会。

荒川務さん
三雲肇さん
熊本亜紀さん
前田員範さん
橋本藍さん

以上5名が登場です。



質問「今日は終演後何をします?」

荒川さん「おいしい物を食べる」
橋本さん&三雲さん「やっぱり牛タンが食べたい」
前田さん「ホテルの大浴場で入浴」
熊本さん「ストレッチで身体をほぐす」

前田さんの答えってホテルばれるんじゃないかなw
ちなみに広瀬通り沿いの某ホテルですよw



質問「ツアーの必需品?」

熊本さん&荒川さん「必要最小限の荷物しか持たない」
橋本さん「カイロ」
三雲さん「いっぱい」
前田さん「軟式ボール」

旅慣れしてる2人は流石です。軟式ボール・・・?



質問「風邪の予防法?」

熊本さん「イソジンとミューズを欠かさず」

イソジン使うより、ただの水でうがいした方が効果あるとか内緒です。



質問「クリスマスの予定や思い出?」

荒川さん「ほとんど仕事。キャッツとかクリスマスカテコもありますよ」
三雲さん「25日が千秋楽。今年は思い出に残るクリスマスになりそう」

クリスマスカテコは美女と野獣が一番。ちなみにボクはクリスマスに何も予定がありません。よって、深夜には明石屋サンタでも見てるんじゃないでしょーかw



質問「今年はどんな一年だった?」

荒川さん「思わぬ怪我が多かった。健康が大事だと思った」

マンマの時も怪我してたのですよ。荒川さんマジ乙です。



こんな感じ。リハ見イベントは、中身が結構充実して良い企画だなーと思う。役者さんには、本番前の集中したい時間のイベントは大変だと思うけどね。



リハ見後は一旦退場して開場を待ちます。



光輝く仙台市民会館。


ある日、杜の都

プラチナチケットw


ある日、杜の都

ボクと言えば、センターブロック最前列下手端。仙台公演がある時は、会場がどこでも、必ず一度はこのポジションに座ります。どんな手を使ってでも抑えますw


※舞台に向かって右手側を上手、左手側を下手。


キャストボード。

ある日、杜の都

キャスト票。


ある日、杜の都

飯野さんのザックが見れるなんて贅沢。

あの『ジャニーズ』のメンバーだった御方ですよ。元祖ジャニーズ、初代ジャニーズ、ジャニーズ・オブ・ジャニーズ。その一人が目の前でミュージカルを演じてる。

胸熱すぎる。

しかも、座席位置、センター最前下手端の目の前の階段にザックは立ち、上り下りする訳です。近すぎて視界に収まらない罠w飯野さんがすぐそこにいるだけでお腹一杯ですだ。



コーラスラインというミュージカルのナンバーは僅か10曲。この10曲中に、ダンサー達の語る沢山の人生が交錯していき物語は進みます。



ショービジネスの街ブロードウェイ。
舞台上には1本の白いライン―コーラスライン。

新作ミュージカルでのコーラスダンサーを選ぶオーディションが行われている。最終選考に残った17人が、1本のラインに並ぶ。演出家ザックが彼等に問いかけた。

「履歴書に書いてないことを話してもらおう。君たちがどんな人間なのか」



稽古ピアノで始まったかと思うと、すぐに演出家の掛け声がかぶさり、オーケストラが鳴り渡り、ダンサーたちが歌う。

1. アイ・ホープ・アイ・ゲット・イット

なんという間合いの良さ。ピアノの奏でる不気味な和音が、オーディションに受かるのか受からないのか、ダンサーたちが胸に抱く不安を助長せずにはいられない。この響きこそ、彼等の不安そのものかも知れない。

コーラスラインには、カーテンが上がる前の前奏曲(オーバーチュア)がありません。この「アイ・ホープ・アイ・ゲット・イット」が、前奏曲と一番目の楽曲を兼ねています。この曲を聞くと、これからなにかが始まる、すでに始まっている、という二つの叙情が同時にやってくることを感じます。

2. アイ・キャン・ドゥ・ザット

マイクの軽快ポップナンバー。

ザック「何か言いたいことはないか?」
マイク「端からにしましょう!」

マイクを演じる藤原大輔君は相変わらず可愛いな。素晴らしく柔らかい筋肉を持つ彼の動きはとてもしなやか、本当はダイナミックな振りを、猫のように軽やかに舞い踊るのは流石。

3. アット・ザ・バレエ

シーラ・ビビ・マギーの3人娘のナンバー。『汗と熱と涙で毎日同じレッスン』切々に歌いあげるバレエへの思いと人生。シーラを演じる増本藍さんは、舞台への姿勢が本当にストイックで、本番前に一人で集中力を高める姿が忘れられない。シーラは癖のある役所だけど巧みに演じてました。

4. シング!

クリスティンとアルの夫婦の掛け合いナンバー。この夫婦は、アルが完全にべた惚れしているよね。見事なまでのバカップル最高です。音痴のクリスティン、美声を震わすアル。ナンバーラストの「シーング♪」締め。アンサンブルとしっかりユニゾンしたようで、実は全然不協和音を出してる満面の笑みのクリス可愛いですw

5. モンタージュ

このナンバーで沢山の自己紹介が行われるので忙しい。

6. ナッシング

モンタージュに被りつつ、ディアナが芝居について語るナンバー。歌詞は、リアリズム俳優術をからかう内容になっています。からかうと言っても、コミックナンバーに仕上げてあり、嫌味なく聞けるもの。

7. ダンス10,ルックス3

ヴァルのナンバー。ここはボインとプリンに尽きますw それ以上なにを言えとw 次代のエース女優あーちゃん(樋口麻美)が相変わらずで安心したよね。

8. ザ・ミュージック・アンド・ザ・ミラー

キャシーのソロナンバー。広い舞台に独り。かつて輝いたスターの座を忘れることなど出来ない。それでも、コーラスラインで踊りたい、踊る仕事を得たいというキャシーの思い。ダンスに掛ける思いを爆発させるように踊る姿に、かつての恋人ザックは何を思うものかな。

キャシーを演じる滝沢由佳さんは、数年前に退団しており今回は客演という形。滝沢さんを再び四季の舞台で見れるというのは嬉しい限り。滝沢さんにはキャシーという役に被る部分もあって、複雑な思いで見ておりました。

9. 愛した日々に悔いはない

What I Did for Love。ディアナが切々と歌うナンバー。この器の大きい曲は、腰をすえて歌う必要がある。歌い方次第で、歌い手が多彩に染め上げることのできる曲だと思います。

聞く者の魂の深い箇所まで届く純粋さに満ちたこのナンバー。ディアナを演じる熊本亜紀さんは、本当に良く歌い上げていた。ディアナという役は、歌い手を担う女優の花形ともいえる役。それに見合うだけの、良い女優に成長したと感じるばかり。

10. ワン(フィナーレ)

ビートが効いていて、アップテンポで、これでもかこれでもかと迫ってくる。これだけの高揚感に溢れた曲は、数多のミュージカルの、数多の楽曲の中でもそうはないだろう。曲名でもあり、歌詞のキーワードでもある【ワン】という言葉との相乗効果もある。

しかし、歌詞を忘れメロディラインだけに耳を傾けてみると、華やかな曲調の裏に、不思議と一種の哀しみが感じられる。ショウ・ビジネスの光と影が交錯して感じとれる。

光と影、勝利と敗北、喜びと悲しみ、それは表裏一体。人生は相反する二つの狭間に苛まれ、立ち向かい、もがき、いつか輝く何かを得るために歩むのだろう。それこそがワン。

この曲は奥深い。



コーラスラインという作品は、個々の楽曲の出来もさることながら、劇の起承転結に沿った音楽の全体的な流れ、それがとてもスムーズ。約二時間半の上演中のうち、ほぼなんらかの音楽が流れ続けています。

ポールが同性愛についての独白場面を除くと、ある程度の長い時間、音楽が聞こえてこない箇所はないのです。これは、映画の背景音楽と同じ効果を狙っているもの。これほど映画音楽の手法を取り入れたミュージカルは他にないといえます。

ダンスのみに幻惑されず音楽にも耳を澄ますこと。それが、『コーラスライン』という作品を本当に楽しむために必要なもの。

この舞台に意味の無いものは一つもない。

シンプルな舞台装置で繰り広げられる、全ての挙動、全ての音、その一つ一つを大切に受け止めることで、得られるモノは無限の広がりを見せる。

すっかり古典となった作品。

豪奢な舞台装置を持つ作品が増える中で、古さや地味さに退屈を感じてしまうのは仕方ないこと。

それでも、この作品の持つ本当の魅力に気付くことが出来れば、それは一つの財産として人生の糧になると思うのですよ。

良い舞台だった。一緒した2人も楽しめたようで良かった。



つことで、観劇後に一閃閣の背脂こってり750円w



ある日、杜の都

おいしゅうございました。