ラファエルがいなくなって人でいえば四九日、
ひと月以上がたってしまいました。
いつもお茶の間でウロウロしたりトグロ巻いて寝てた
茶色が見当たらないとなんだか落ち着きませんな。
ワタシはといえば今ひとつ犬のいない生活のペースというのが
うまくつかめませんが元気にやっております!
「ペットロス」というのが正直どんな状態かわかりませんが

仕事も行ってるし、
ゴハンも食べてるし、
本を読んだり、
TVを見たり。
お出かけしてみたり。

日常生活はちゃんとできてる、と思います(;^_^A

それでもとてつもない喪失感、というのは
これはもうどうしょうもないですねー。
どれだけ最適な判断をした!と思っても
色々思い起こしては鼻の奥をツーンとさせてます。。
(´_`。)

ラファエルを送った日の空 in オキニの神社



拡張性心筋症の診断を受けてから約1年半。
診断では1、2ヶ月とか言われ衝撃のあまり入院中の旦さんに速攻連絡。
「ラフ!生きろ!」とかメール送ってきてた(のち自分の方がだよ!だが)
あの時には肺も真っ白で肺水腫もおこしており心臓の状態もかなり進行。
いつ発作が起きて倒れてもおかしくない、と言われていた。

当初はちょっとした興奮にもハラハラし、食べなくなったラフに必死になって
時にはキーーーっ!となりながら接していたけど
予想外の旦さん、続いてミカエル、となくして脱力する私にいつも寄り添い
一緒にフタリを見送り、頑張り続けるラフに本当に救われたし、尊敬した。
いつでも全力投球のラフちん。病状が進行してもそれは変わりませんでした。



だんだん登れてたところがしんどくなり、歩き方もゆっくりになり
ご飯はほとんど自分からは食べず、流動食にして一口ずつ匙で運ぶ。
最初は腑に落ちてない様子だったけど、だんだん色々なサポートを
受け入れてくれるようになり、進んでご飯も「あーーン」の掛け声で口を開け、
階段や段差では運んでっ!なんてスタンバイしてくるようになりました。
長いお留守番もいつも気持ちよさそうに寝てて本当にツヨイ子ちゃんでした。
それでもやっぱり、思い通りに動けない不安かな?イライラかな?
かなり甘えん坊には拍車がかかってたなぁーーー。

ずいぶん色々要求するようになったし、希望を申し立ててくれるようにも
(^▽^;)
とても頼りにしてくれてた、と思う。
変な話、ラフの闘病でお互いの絆が深まったように今は感じます。
こうして欲しいのかな?ああしたら楽だな、と考えてやってみる。
ラフご満悦。これからはそれでヨロシク!みたいに・・
本当に段々犬と暮らしてるというより、
赤ちゃん年寄りと暮らしてるような錯覚に陥るほど

本当に面白くて可愛いくて、大事な家族でした。



亡くなる数日前から急速に弱りはじめ、咳などは出ないにしても
もう身体をおこしてるのがしんどそうでした。最期になってしまった診察の時も
病院スタッフの皆さんにお愛想振りまきご機嫌にしてはいるものの
ラフの心臓の壁はもう2mmほどしかありませんでした。
もう発作、というより破裂するのではないか、というほどです。
その場合強烈な痛みを伴うだろうと考えると震えがくるほどでした。

それでもラフは外に行きたがり、自分で立とうとし普段通りでした。
「お散歩、いこうか?」と声をかけるとガバっと頭を起こしジタバタ。
抱っこで移動して抱っこでカート乗って、お気に入りのスポットにくると
また降ろせとジタバタ(笑)支えられてヨロヨロしながらもクンクンしたり
ちょっと草ハムハムしたり、水道に連れてゆけ!と言ってきたり。
本当に最期まで気合のはいったコでした。

その日も朝、そんな感じで神社にいき自分でチッコ&ウ○チ。
さすがにシンドイようだったので少し佇んでからすぐに帰宅。
いつもの場所に寝かせてお薬を飲ませ、ご飯もなんとか一口二口。
朝はいつも食が進まないので、「じゃ、また夕方たべようね!」と
声をかけて出かける支度をしていた時でした。
「ファンアィーーーーン」みたいな呼ぶような遠吠えのような声でひと鳴き。
「どうしたっ?」と駆け寄ると押さえててっ!というように
ヨロヨロと立ち上がりチッコシートに行こうとしたラフ。
支えてやって用を足したと思ったら続けて大きい方も。
おかしい、と思った次の瞬間には身体の中のものを全部出し切ったかのように
うずくまって動けなくなり呼吸も浅くなってました。
名前を呼びかけながら抱いてさすったり撫でたりするぐらいしかできないなか、、、
ラフは旦さんとミカエルのところに行ってしまいました。

あまりにも潔く、というか後を濁さず、というか一瞬の出来事で
しばらくの間呆然としてしまいました。
我に返ってちゃんと寝かせて身体拭いたりしてても何処も汚れておらず
いつも通りの散歩帰りの姿、まるっきり眠ってるみたいで。。
じーっと見てるとお腹が上下して寝息を立ててるように錯覚するほどでした。

今でもあの日を思い出してしまう。
もっと何かできたのではないか、
ラフを苦しく逝かせてしまったんじゃないか。
グルグルと想いが巡ってしまう。
いろんな方に、優しい言葉や励ましをもらって慰められるものの
なお巡る想いはこれはもう、どうしようもないんだな。と今感じてます。

ラフは自分の犬生を全うしたし、生きて生き抜いた。
確かめるすべがなくても、それは私が一番よく知っている。
ただただラフを褒め讃えつつ
もう何もしてあげる事ができなくなったことが悔しく寂しいキモチで
愛しさがこみ上げるばかりです。。


書いてはやめ。やめては書きで、少し時間がかかってしまいましたが
やっと落ち着いてあの日を振り返って報告できたかな、と思います。

また少ししたら、ラフやミカエル、旦さんとのこと
思い出しながらポツポツ書いていこうかな、と思ってます。

ラフを気にしてくれた方々、撫で撫でしてくれた皆さま
逆に「カーーーっ!」の1発を食らったワンコの皆さま
色々とありがとうございました。
たまに、思い出してくれてると嬉しいなーー
それでは。またっ!