児童福祉の授業で虐待のVを見る度に
あたしの胸はグッと痛む。
複雑すぎる家庭事情に、当人のあたしでさえついていけない。
前のように、今現在置かれている状況が、一言では説明できなくて。
かと言って、改善されるわけでもなく
あたしも変わらず、昔のままで。
前より明るくなったとか
学校、充実してるみたいだね なんて
ただ単に、あたしが愚痴を溜めるようになっただけなのに。
吐かずに堪えるのは結構酷で
あたしが背負っているモノは
親に愛され平々凡々と過ごしてきた人達には
到底重くて、持つことさえ出来ないのだろうと思う。
不幸自慢がしたいのではない。
でも、あたしが苦労せずに生きてきたとだけは思われたくない。
山中に置き去りにされたあの日も
初めて自分を傷つけた時の痛みも
数え切れない男のリアルな感触も
愛する人を失い感じたこの世の終わりも
意識がとぶほどの激しい折檻も
どれだけ素晴らしい文章力を持った人でさえ
そのときどきに感じた「絶望」をうまく言い表せることはないと思う。
幸せって何
家族って何
愛って何
どうすればあたしは抱きしめられ
どうすれば「生まれてきてくれてありがとう」と言われるのだろう
どうすればあたしの存在を認めてくれるのだろう
繰り返される質問に
あたし自身嫌気がさして。
あたしは今、何を望んでいるのだろう。
死でもなく生でもなく。
今のあたしには 誰の言葉も
きっと響きはしないでしょう。