父の状態がどんどん悪くなっていく中で

母は父の様子がどんな状況でどうなっていくのか

解らない様子でした


何度も悪くなっては

またよくなったりするので

母はきっとまた暫くするとよくなるのではと考えていたようです


毎日往診に来て下さる先生の話しも

聞いているようで実はあまり聞こえておらず

理解が追いつかない様子でした


プレドニンの投与も

残された時間を有意義に活用するための

1次的なものだという事もなかなか理解できずにいました

見た目はとても良くなったかに思えましたので無理はありません


母に父が癌である事や

余命がもう残されていない事を伝えたのも

3月に入ってからでした

プレドニンを使い始めたのは2月中旬

もっと前に話すべきだったのかもしれません


先生の話しをどのように受け止め

どこまで理解されているのか

専門職の仲介が必要だと痛感しました


もう残された時間は迫っているのに

母は少しでも栄養のある物を口にするように必死でした

訪問看護師さんはそんな母に

食べる事 飲む事が父にとってどれだけ苦しい事か

毎回話しをして下さいました


死に向かっていく過程を伝えて

家族ができる事を教えていく事が大切だと思いました


先生は父にも母にも

今出来る医療はどんな事かを正直に話して下さっていました


1度ではなく何度も何度も家族には話す事が必要だと感じました


兄も愛知に住み仕事も忙しく家庭の事情もあるのに

何とか都合をつけて看病にきました

そして一生懸命看病してくれたので

父が死に向かっていく過程を理解し受け入れていったと思っています


前日に駆け付けたおばさん達も

私のブログを見て様子は解っていたので

父の最期を取り乱す事無く穏やかに清らかに看取る事ができました


87歳の高齢者の父が

在宅で最後まで生きる事が出来たのは

先生はじめ医院の看護師さん

薬剤師の先生

訪問看護師さん

ケアマネさん

福祉用具の方

と専門の方が父の為に1番良い方法を考え対応して下さった力は大きなものでした

家族もそれぞれの専門職の方々に支えられた事は大きかったと思います


そして両親を取り巻く近所の方や親せきの方に支えられた事もとても力になりました


父を取り巻く専門職の方からご近所までひとつの頼もしいチームが在宅での看取りを実現させたと思っています



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