私が在宅で看取りの介護が実現できたのは

この医院の存在が無ければできませんでした

療養型医療施設、デイケア、歯科、居宅介護支援事業所を併設しています


父の病気が見つかったのも

以前から長年かかりつけだった所から

やっとかえた時でした


少しずつ体調は悪くなっていくのに

お願いしても検査をやってくれませんでした

父に転院を勧めても

「長年お世話になっていたのに悪い…」

と言ってなかなかかわってくれませんでした

義理と人情に厚い父です。それが裏目に出てしまいました


やっと決心して受診した時には

すでに手遅れでした…


父は受診に行くたびに

「かわってよかった。院長先生がみてくれると言ってくれたので良かった。」

と何度も初診の時の話しをしていました


院長先生には

「在宅で看取るのにはかなりの覚悟が要りますよ。」

と言われていました


ユキコ先生は

私が父にどういう風に話しをしているのか確認しながら父と接して下さいました

3月17日に父に膵臓癌である事を告知してからも

説明する時は必ず先に私に内容を伝えてから

話しますかと確認していただきました


ほとんどを往診という形を取って下さっていたので

父も私も思っている事は伝える事が出来たし

ゆっくり話す事が出来ました


往診の際には先生と看護師さんと薬局の先生と3人で来て下さっていたので

薬の事もこちらの意見もよく聞いて下さっていたし

効果の確認も頻繁にできていました


後で変更になった薬を薬局の先生が再び家まで持って来て下さり

父の様子を聞いてアドバイスをして下さいました


父はすっかりユキコ先生達を気に入り

「全てをお任せしたいし、往診でできる範囲の事だけやってくれたらいい。」

と話していました


先生が皮下注の持続点滴を勧めて下さった時も

入院しなければ出来ないのならやらないと何度か断りました

だから最後に激しい痛みがきても何も言わずに

冷や汗を大量にかきながらも耐え続けたのかもしれません


食べれなくなっても先生が帰って行かれる時は

枕から必死に頭を上げて

「ありがとうございました。」と大きな声で言っていました

もう話せなくなってからも

先生の説明に対して短い言葉で返事をしました

それは周りにも聞こえる声でした


本当に父は先生を信頼し感謝していました


この医院の存在が最後まで在宅で看取りが実現できたのだと感謝しています


入院していたらきっと母は毎日病院にはいけなかっただろうし

最後の時まで一緒に看取れなかった後悔が、きっと後々まで母を苦しめる事になったと思います


診察時間が午前中は8時から12時

午後は13時から18時という長さです


院長先生が整形外科で

ユキコ先生が内科で往診をこなしてみえます


どのスタッフも穏やかで優しいのは

先生方の患者さんに対する思いがあふれているからでしょうか


こんな病院が全国にたくさんあるといいですね

ありがとうございました


photo:01


右下矢印良かったらクリックして下さいね音譜左下矢印


     人気ブログランキングへ