基本は人月計算?
システム開発の見積もりで、よく使われるものは人月計算。
良くも悪くも「人月」から、概算見積もりを出すことが非常に多いのです。
その理由を考えてみると、
簡単だから
もそうなのですが、
働いた時間×単価 = 社員の給与
が、主な理由です。
というのも、普通の商品を売ってなんぼの世界の場合は、
商品を売る → お金が入る
という図式になります。
そうなると、商品の原価が安くなればなるほど、儲けがでますよね。
で
誤解を恐れずに言えば、システム開発の大部分を占めるのは
人件費
つまりは、
原価 = 人件費
となるわけで、先の商品の原価の話になると、
人件費が安ければ、儲けが出る
な図式にる。
こうなると、システムで作ったものがなんぼ、という計算よりも
儲け = 予算 - 社員の給与
な式になって
儲け = 予算 - 働いた時間×単価
な計算をし始めます。
こうなると、すんなり分かりやすいし、見積もり的にも通しやすい。
そんな訳で、見積もりには人月計算がまだまだ使われている訳です。