1月6日 巳巳の日
芸術や財運を司る弁財天(べんざいてん)という神様に縁のある日のことです。
十二支の1日で、12日ごとに巡ってきます。
巳(み)の日に弁財天の遣いである白蛇(巳:へび)に願い事をすれば、その願いが弁財天に届けられると言われており、金運・財運にまつわる縁起のいい吉日のひとつとされています。
また、60日に一度やってくる己巳(つちのとみ)の日という日は、巳の日のなかでもさらに縁起のいい弁天様の縁日。弁財天をお祀りしている神社は必ずこの日に催事を行うそうです。
弁天様(弁財天)は、もともとはインドのヒンドゥー教のサラスヴァティーという女神様。
「サラス」は"水"を意味し、「バティー」は"富むこと"を表していることから、水の神様として神格化されました。
また、古代インドのサラスバティー河を流れる水が心地よい音を奏でるため、音楽の神様ともされています。ヴィーナーという、日本でいう琵琶(びわ)を持った姿で描かれているのはその為です。
仏教の守護神として日本に伝わってきた当初は「弁才天」と書かれ、芸術の神様として崇められいました。やがて「才」が「財」という音に通じることから、財運をもたらす女神様として信仰されるようになったそうです。
日本では七福神の紅一点として、宝船に乗っています。
芸術・財運を司るとても縁起のいい神様のようです。