昨年12月の旅順日帰りツアーその4です。
 
えー、前回までの記事は・・・
 
第1回:東鶏冠山
第2回:203高地
第3回:水師営
 
でしたね。
車は旅順市街地方面へ。
午後のメインである博物館へ行く前に、車が1軒の家の前で停まりました。
 
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川島芳子旧邸
川島芳子って誰?って人は以下サイトを見てください。
今は誰も住んでおらず、建物も老朽化が激しいそうで中に入ることは出来ず、外観のみの撮影でした。
 
 
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中ソ友誼塔(手前)と関東軍司令部旧跡(背後)
関東軍って何?って人は以下サイトを見てください。
最初の関東軍司令部はここにあったんですね(満州事変後に長春に移転)。ここは本当はツアーのコースに入っているんですが、冬の間は博物館が閉まっているので残念ながら見学できず。
 
 
 
で、上の写真のの反対側にはこの建物(↓)があります。
 
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旅順博物館

 1917年に日本が満蒙物産館として建築し、その後博物館として利用された。日本風の構造が随所に見られ、創建当初から使用されている木製の展示棚にも風格が漂う。青銅器や仏像、陶磁器、書画などの展示が中心。明 治時代の探検隊、大谷光瑞がシルクロードで収集し寄贈した唐三彩、トルファンで発掘されたミイラなどは圧巻。本館と分館の2棟が隣接して立っており、分館には特別展や大連、旅順の古代文明の展示がある。

【情報源】ガイドブック 「タビトモ大連」より
 
ここは前から行きたかった所です。
「大谷探検隊」の名前は、上野の東京国立博物館でも何度か目にしていましたので、ここの所蔵品を見るのは楽しみにしていました。
 
 
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正面に「国家一級博物館」の文字があります。
これって中国にどのくらいあるんだろう?と思って調べてみたら、レコードチャイナに以下のような記事がありました(↓)

2008年5月18日、中国新聞網が伝えたところによると、「国際博物館の日」の5月18日、故宮博物院など83か所が国家一級博物館に認定された。
文化財を所轄する文物局は08年2月から今回の認定作業を行っており、合わせて29の省から149か所の博物館が推薦されていた。専門家の評定を経て、故宮博物院、上海博物館、南京博物院、陜西博物館など、
83か所が一級博物館と認定された。
文物局によると、評定の目的は単なるランク分けではない。博物館自身が基準を満たしているかどうか意識し、サービスの質を低下させないことが重要だという。

 
「一級」が83ヶ所もあるのかよ~。やっぱり中国はデッカイな~。。。
 
さて、日本なら博物館は館内撮影禁止なのですが、中国は撮影可能な所(というか禁止でもみんな気にせずバシバシ撮っている(笑))が結構多いので聞いてみると、やはりほとんど撮影OK(フラッシュは禁止)でした。ただ有名な大谷探検隊発掘のトルファンのミイラの部屋は撮影禁止との事。
 
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1階ロビーにある銅鐘。いつの時代のものかは失念。。。
 
 
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唐三彩ですね。これも大谷探検隊の発掘?
 
 
 
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清時代の黄地三彩
 
 
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仏像コーナーの羅漢像
 
他にも色々ありましたが、やはりフラッシュ禁止だった事もあって、写真の出来がいまいちなのでこの辺にしておきます。
 
 
 
大連市内には星海広場に現代博物館という建物がありますが、大連自体がそれほど歴史のない街という事もあって、歴史博物館としてはこっちの旅順博物館の方が見ごたえがあると思います。
 
大連を訪れた方で時間のある方は旅順まで足を延ばしてみてはいかがでしょう?
 
 
次回は、旅順駅、白玉山へ。
 
 
 
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