こんな日が来るなんて

思いもしなかった


画面越しでしか会えなかった貴方に

会える日が来るなんて


こんなにも気持ちが

揺さぶられるなんて


面と向かって

ご飯を食べて

お酒を呑んで

何を話したかなんて

殆ど覚えていない


ただ貴方が笑っている顔を見ていたくて

ずっと側で見ていたくて

それは叶わないと知りながら

でも願わずにはいられなかった


そんな夜も終わりを告げ

お別れの時

あれからはまた画面越し

電話で声を聞くたびに

また嬉しくて

電話を切るたびに

また少し寂しくなる


そんな毎日が続いていく

貴方を忘れようとしても

思い出したように連絡をくれる

また同じ可愛い声で話しかけてくれる


元気がないのにも気がついて

心配もしてくれる


あぁ… 会いたいなぁ…


そう思う 本当に会いたい


でも 貴方とは結ばれない

だから「さよなら」と言いたくて

何度言おうとしても

貴方の声がまた心に蓋をする


2人の未来を夢見てしまう

何もかも捨てても

貴方に会いに行きたい

そんな想いが溢れそうになって


会いに行っても良い?と聞くと

貴方はまた一緒に呑もうよと言う


冗談混じりに2人で旅行に行こうかと聞くと

その話に合わせて大阪とかどう?

しばらく行ってないなあなんて言う


そう言えば スカイツリー

今度は行こうって言ってたね


そんな日が来るのかな?


貴方の笑顔が隣にあって

貴方の声が耳元に聴こえて

貴方の仕草を感じられて

貴方の温もりに触れて


そんな日が来るのかな?


何度も、諦めようと決めた

何度も何度も、忘れようと決めた


でも、いつも画面越しに笑いかけてくれる貴方

その度に、何度も何度も何度も、好きになっていく


今日も貴方から電話が来た。

嬉しかった。

いつ、伝えられるだろう。

本当の気持ちを。

いつ、伝えられるだろう。

本心に蓋をした偽りの言葉を。


偽りの無い本心を…

今日も、貴方のことが大好きです。

そして明日も貴方が大好きです。