オールスター後、中日ドラゴンズの選手起用が変わった。
変わったと言っても、急に変わったわけではないが、
若手選手を試合途中で頻繁に交代するようになった。

しかも、試合の勝ち負けとは関係の無いところで選手交代をする、
まるで、二軍の試合のようである。

ぶっちゃけ、それはそれで構わない。試合はベテラン、
レギュラーに任せて、空いてる枠に選手を投入しまくって
経験をまんべんなく積ませる。それも一つのやり方だと思う。

ただ、それで煽りを食う選手が居る。
それは、スーパーサブの位置にいる選手だ。
今のメンバーで言えば、堂上剛、岩崎達だ。

昨季時点で、堂上剛は代打の切り札、
岩崎達は代走要員としての実績を持っている。
彼らがチャンスの場面で代打、代走に出ることで、
チームの得点力は確実に上がる。

しかし、彼らの現状は、他の若手と同じように扱われることが多く、
「なんでランナーがいない場面で堂上剛?」
「なんで岩崎達が代走で残ってないの?」
という声が出てきそうな使われ方が何試合か発生している。

ただ、こういう状況が現れている以上、
「優勝、勝利を目指す」が最優先事項になっていないのでは、
という疑念を抱かざるを得ない。

それでも、選手が頑張れば何とかなるのがスポーツである。
優勝できることを祈る。
中日ドラゴンズの先発陣に暗雲が立ちこめてきた。
吉見はともかく、他のローテーションピッチャーが悪くなる一方だ。

これには理由がある。
調子が悪いと、5回を待たずしてすぐに交代させてしまうからである。
これでは、調子が悪い場合の修正方法をつかんでいくのが難しい。
調子が良くなるまで待つしか無くなってしまう。

もし、待つのが嫌なら、どんどんローテーションを変更するしかない。
早速大野が上がるようだが、動きが遅い気がする。
シーズンが始まってから2ヶ月以上が経過した。
中日ドラゴンズは、6/6の試合終了後、
巨人に抜かれて2位となった。

ここまでの戦いぶりとしては「期待以上」の評価が出されるだろう。
先発と中継ぎのエース(吉見、浅尾)を欠きながら、
一時はトップを独走していたのだから。

彼ら無しでも勝てた要因としては、昨年からの上積みがある。
・中田、山内がローテ定着
・山井が先発、中継ぎで結果を出している
・田島の好投
・打線が全体的に昨年より打てている

セリーグ全体としては、
新戦力の台頭が少なく、チーム力の上がったところが少ない。
せいぜい、杉内を補強した巨人くらい。
正直、今年はかなりのチャンスだ。

で、本題の投手運用について。
2ヶ月見てきたが、傾向が見えてきた。
・「基本はリレー」
先発 - 中継ぎ - 抑え
を基本路線とし、そのときの戦力で負担の割り当てを変えている。
最近は浅尾を欠いたことで先発の投球回数が増えているが、
僅差や終盤で同点の場合は必ず岩瀬を投入することから、
上記のセットを使うことを前提に運用していると考えられる。
現代野球の基本と言えよう。

昨年までの運用は、「できるだけ前の投手が頑張る」運用で、
力のある投手は好投すれば引っ張る傾向があった。
その結果、他のチームよりも先発投手候補が多くなっていた。

ただ、これはあくまで「基本」の運用である。
そこで、自分が気になる実運用の点について述べてみる。

・「中継ぎ投手への配慮」
今年の中日は中継ぎ投手に厳しい。
あえて難しい場面で登板させて結果が出ないと、
すぐに格を落としてビハインドでも投げさせたりする。
結果を出しても、なかなか待遇が良くならない。
山井に、先発と中継ぎを同時にやらせたりもしている。

プロなんだから、どんな場面でも
結果を出せという声もあるかもしれないが、
野球で得点が入りやすい6~7回を任される中継ぎには、
最大のパフォーマンスが出せるように、
起用タイミングを考えるなどの配慮をすることが、
勝利につながる。

昨年までの小林正なんかは、
まさにその配慮が功を奏して、
抜群の成績を得ることができた投手の一人だと思う。

配慮が無くても結果を出せる投手は居るけど、
必要な選手も居る。
外から見てるだけだから、間違ってるかもしれないが、
今年の中日にはそれが足りないのかなと思う。

浅尾が良くないから、
そういうことができなくなったとも言えるかもしれないが。


今のところ、打線そのものには不満は無い。
ただ、打てない選手が居ることを気にしすぎて
打順を変えまくるのは、打線を打「線」にするのを
阻害するため、あまりやって欲しくない。

調子の良い選手は、どの打順でも
同じように結果を出せるとは限らない。
前後の選手の影響もあるだろうから、
その辺は慎重に考えて欲しいと思う。