第8972回「中咽頭癌、オキシコンチンの増量はいつ?河瀬直美と樹木希林の『あん』」
第8972回は、「中咽頭癌、オキシコンチンの増量はいつ?そして、河瀬直美監督、樹木希林主演の『あん』」です。去る3月13日(金)から15日(日)の3日間、鎮痛剤オキシコンチンを10mgから20mgに増量したことにより、副作用が出たことは前回書きました。
『 主な症状は次の三つです。
① 乗り物酔いに似た、吐き気をともなった頭のもやもや。
② 激しく襲ってくる眠気、波となって一時間ごとに見舞われます。微熱を発した際の快い眠りとは大違いです。悪夢に引きずり込まれるような重い眠気です。
③ 気が付けば、食欲が全く消え失せていました。 』
一回のみ服用を中断したことにより、格段に副作用は軽減しました。ただ、軽い吐き気(①)、快い眠気(②)、軽度の食欲不振(③)は継続しています。今後さらに増量しましたら、さらなる副作用が出るように思われます。ただし、オキノーム(頓服)の服用は見合わせていました。
一方、食事は2回に1度、流動食を摂っていますが、食事方法は模索中です。週単位で喉の状況が悪化していることが実感されます。なお、昨日の体重は47.0キロでした。発症後、最低が43.0キロ、最大が48.5キロですのでまだまだ余裕があります。
ところで、最近何度も見掛ける劇場予告編が、河瀬直美監督、樹木希林主演の映画「あん」です。あずきをゆでるシーンとどら焼きが映し出されます。
「人生を精一杯生きてきた女性の物語です。
ひとつひとつの演技を、これが最後と思い、懸命に演じました。
あなたにはやり残したことがありますか」(要旨)
樹木さんが優しい口調で語りかけてきます。写真とあわせシネマトゥデイから引用させていただきます。公開は5月30日に決定していますので微妙な時期ですが、劇場に足を運べるようでしたら是非観たいと思っています。
『 女優の樹木希林が、河瀬直美監督最新作『あん』で、孫娘の内田伽羅と共演していることが明らかになり、共演シーンを捉えた特別動画が公開された。共に是枝裕和監督の「奇跡」(2011)に出演している二人だが、本格共演はこれが初めて。仕事場で目にした祖母の姿について内田は、「常に率直で、あまりに普段と変わらないので、とても祖母らしいと思いました」と語っている。
ドリアン助川の同名小説を原作に、小さなどら焼き屋で働く一人の老女・徳江(樹木)と周囲の人々の姿を通して、人生とは何かを問い掛ける本作。内田は、どら焼き屋「どら春」に、いつも潰れたどら焼きだけをもらいに通っている、家庭環境に問題を抱えた女子中学生ワカナを演じる。・・・・ 』
「あなたにはやり残したことがありますか」、百人のうち百人全員がやりたいことを残しながら死んでいくわけですが、この文章には、「悔いを残すような」とか「今生に執着を残すような」という修辞が略されていると思います。そのように解釈すれば、私には「ない」と明言できます・・・・・。
(補足) 月末最後の通院日に、医療費を集計することにしています(70歳以上では、1/3)。ところで、国保負担額につきましては、私の保険料だけでは十分でなく、ほとんどは若年層が負担している計算になります。化学療法とかオペを希望していましたら、一桁上の数字になったはずです。ただ、鎮痛薬の費用が次第に高くなっているのも事実です。
2014年 5月 41000円(検査費用がほとんど)
6月 7000円(鎮痛剤費用がほとんど)
7月 10000円( 〃 )
8月 6000円( 〃 )
9月 12000円(検査費用、鎮痛剤費用)
10月 11000円( 〃 )
11月 8000円(鎮痛剤費用がほとんど)
12月 10000円(検査費用、鎮痛剤費用)
2015年 1月 8000円(鎮痛剤費用がほとんど)
2月 18000円(検査費用、鎮痛剤費用)
3月 21000円( 〃 )
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計 152000円(国保負担額≒354000円)
(追記1) 是枝作品「奇跡」につきましては既にブログに取り上げています。興味がありましたらアクセスしてください。
http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-11874730901.html
(追記2) 決して愉快な内容ではありませんが、ブログテーマ「ガン日記」に興味がありましたらアクセスしてください。