第8748回「中咽頭癌、オキシコンチンに変更、そして、山崎章郎医師の著作について」 | 新稀少堂日記

第8748回「中咽頭癌、オキシコンチンに変更、そして、山崎章郎医師の著作について」

 第8748回は、「中咽頭癌、オキシコンチンに変更、そして、山崎章郎(ふみお)医師の著作について」です。この10日間ほどの間、7カ月余にわたって飲み続けていたトラムセットの効果が減ってきていることを痛感させられました。私にとっては、随分苦痛を軽減してくれる鎮痛剤だったのですが・・・・。


 試験的に1週間ほど服用することになったのが、オキシコンチンです。朝晩二回の服用です。私にとっての効果と副作用は未知です。果たして・・・・。ただ、従前どおりQOL(生活の質)は維持できています。


 ところで、身辺整理はあらかた終わっているのですが、まだ残っている事項が書籍の処理です。それでも八割程度は終わりました。そんな作業の中で出てきたのが、すっかり忘れていた山崎医師の「病院で死ぬということ」でした。


 山崎医師は、北杜夫と同じく船医をしながら世界中を旅しました。そして、帰国後に本格的な医師活動をはじめられたのですが、そんな中でも注目されたのがガン患者の多さでした。多数の人々が苦痛の中で死んでいきました。


 そして、山崎医師はホスピスの重要性に気づかされます・・・・。この本が出版されたのは1990年のことです。四半世紀後、私は中咽頭癌を発症することになりました。その際の私の選択は、「治療行為を何もしないこと」でした。


 ですが、山崎医師たちの努力は、明白な形で結実していました。私を末期の患者だと診断した耳鼻咽喉科医はホスピスを紹介してくれました。地方都市においても、医療としてのシステム、分担が見事な形で構築されていたのです。


 ある意味、これほど明確な成果ってのは、まれなことだと思います。山崎医師をはじめ先人たちの御努力に感謝します。


(補足) 今回一週遅れとなりましたが、月末最後の通院日に、医療費を集計することにしています(70歳以上では、1/3)。

2014年 5月    41000円(検査費用がほとんど)

      6月     7000円(鎮痛剤費用がほとんど)

      7月    10000円(   〃          )

      8月     6000円(   〃          )

      9月    12000円(検査費用、鎮痛剤費用)

     10月    11000円(   〃          )

     11月     8000円(鎮痛剤費用がほとんど)

     12月    10000円(検査費用、鎮痛剤費用)

2015年 1月      8000円(鎮痛剤費用がほとんど)

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計          113000円(国保負担額≒264000円)


(追記) 決して愉快な内容ではありませんが、ブログテーマ「ガン日記」に興味がありましたらアクセスしてください。

http://ameblo.jp/s-kishodo/theme-10081936925.html