日本各地で火山活動が活発化する中、「日本のシンボル」富士山の噴火が懸念されている。「宝永の大噴火」から300年間、沈黙を続けているものの、専門家らは「いつ噴火してもおかしくない」と口をそろえています。

富士山噴火の火山灰は、風にのって首都圏一帯にも届くとみられている、2004年に内閣府が作成した「富士山火山防災マップ」では、東京から千葉一帯にかけて210cmの降灰を想定しており、その場合、新幹線や飛行機の運転取りやめといった交通機関のマヒ、停電や断水などが起き、「陸の孤島」と化すと考えられます。

健康被害はどうだろうか、「舞い上がった灰を吸って、呼吸器官に影響が出ることはあるでしょう、セント・ヘレンズ山の例では、6mm積もった段階で鼻やのど、眼の異常を訴える治療患者が増えました」という。

習志野市でも、富士山が噴火した場合の、市民への防災対策知識の周知徹底及び防災計画が、早急に必要と考えられます。